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マネージャーのお仕事で困ったこと 佐藤健輔

マネージャーのお仕事で困ったこと

静岡事業所  佐藤健輔

                            


 ……今現在進行形で困っている状態だったりします。  なぜならばこのコラムを書いている時点でまだコーディネーターなのです。(後日マネージャーになりました!)
 と、言いつつも少しずつ次の動きを取ろうとしているので全く見当はずれの表題ではありません。
 まずは筆をとった以上しっかりと書かねばと思案を巡らせることにしました。

 早速一つ目から……暴露していきたいかと思います。

 1:利用者様の新規開拓

 本当にこれは困りました。
 土屋訪問介護の理念として『全ての必要な人に必要なケアを』とあるのですが漠然と、未経験出身だからこそこの業界はヘルパー不足であり、利用者様が常日頃からひっきりなしに問い合わせをしてきている。
 ヘルパーの確保、採用こそが一人でも多くの利用者様へ支援の手を届ける事だと信じ切って……いえ、思い込んできていたのだと己の浅はかさに辟易した覚えがありました。

 もちろん、それは間違いではなく各相談事業所や行政の相談窓口からのお問い合わせはありますが……あくまでもそれは氷山の一角であり、『重度訪問介護』をたまたま知りえた方だけだったりします。

 ――実際には

 制度は知っているが、実際に必要な時間にヘルパーが確保できていないので仕方なく別の制度でなんとなく成り立っている。
 利用しており、これからも利用したいが必要な時間帯にヘルパーがいなくて短時間、必要最低限だけ何とか確保しているので、問い合わせてもどうせ見つからない(問い合わせるのも億劫)。

 etc.etc……

 こういう例が想像以上に多かったのです。
 正直なところ営業が取り立てて得意ではなく、どうやって相談員さんや利用者さんに土屋訪問介護、ひいては重度訪問介護の価値やいい意味での使い勝手をPRしたものかと毎日ネットで営業トークを調べたり、上司や先輩、果ては旧知の営業マンにどうしたらいいのかなどを聞き込みしていました。
 現在もそれは続行中なのですが。

 四苦八苦、七転八倒しながらもやっと一筋の光が見えてきたところではあります。

 本当数か月前に自分に説教したい気分というのはこういうことなのだろうなぁ。とも思います。

 ヘルパーをいくら確保しても困っている利用者様に紹介できなければ意味がない、ひいては土屋訪問介護に賛同してくれたヘルパーにも申し訳が立たない事ですので改めて学んで伸ばさなければならないと自覚することしきりな毎日です。

 2:チームビルディングとコミュニケーション

 絶句しました。
 過去、チームを率いたことはあります。
 設計だったり趣味のケーキ作りで兵庫にいたころに講師をしていた時など。
 しかし、そのころの経験全く役に立たない……これっぽっちも、ミジンコ一匹分も役に立っていません。身もふたもないことを言うと状況まるで違う事に気づいていませんでした。

   今まではとある結果を求めるために(設計であれば完成を、講師であれば物の作り方を覚えてもらう)集まった中でのチームでした。
 簡単とは言いません、結果はみんな同じものを目指すのですがそれぞれの道程は人それぞれ。
 そこに対する『補正』がメインでした。
 速度や順序、時には他部署との調整。

  明確な問題や明確な手順がそこには見えていました。

 では、何が違うのか。
 それは『個々人をチームとすること』です。

 訪問介護は基本一人のヘルパーが一人の利用者様へ支援に行くことになり、土屋訪問介護事業所もその例に漏れず自宅から利用者様宅へ直行直帰が基本的な働き方であり。利用者様の支援希望時間が必ずしも全員の勤務時間と一致しない点です。

 つまり集合してのコミュニケーションをする中で認識のすり合わせが非常に難しい点、情報の共有のむずかしさが挙げられます。
 都度都度声を発信してもその瞬間に全員が同時周知する場が確保しづらい為、個別での周知や共有に頼らざるを得ない。

 さらに集団特有の現象でそれぞれの認識も微妙な差異が生まれます。
 同じ言葉、理論を発しても受け取り側での変換、理解の方向が全く同じではない。

 『誤解や語弊』の余地が多い、それを防ぐ為の『意思の疎通』の同時展開数が飛躍的に増大します。
 これは経験してはじめてわかり、なおかつそれが多様である事。
 普段からの関係性が初手から一貫して薄いことへの認識の甘さが私にあったのだと思います。
 ここにそそぐソリースを甘く見てはいけなかったのだと今にして思えば理解が届きました。

 そこまでわかってなお、私が困っているのは私自身の性格に所以するものです。
 設計や開発、モノづくりの前線にいた方だとなんとなく「ああ……」で済むことですが。

   ――はっきりとした『答え』を求める癖

 ここです。
 簡単な例を挙げるなら何気ない雑談の折、明日の天気を聞いたとしましょう。
 私であれば『ちょっと調べます。晴れ、しかし時々……具体的には午後五時あたりからにわか雨』と答える。

 これを上記の個々人に個別対応としてしまうと……解釈の違いによってすさまじくバラバラな認知が生まれます。
 さらにこれを周りにその『答え』を無意識に求めるのでとても……言葉が適切かわかりませんが『面倒くさい』相手だったりもするのです。

   しかし、普通であれば「明日晴れるんじゃないかな? 調べてないけど」で済む場合が多いですよね。
 いい意味でのいい加減さも求められるという事がマネージャーには必要だと知りました。

   知ったうえで今は理解の真っ最中といった形です。

 他にもまだまだ困ったことはたくさんありますが上記の二つに絡むものが大半で、改めてこうして筆をとると振り返って再認識できる事が多く、『マネジメントって難しい』日々痛感して試行錯誤を繰り返す今、当社の理念『全ての必要な人に必要なケアを』届けるために痛感した分成長していこうとしています。

 十人十色、私にしかできない事をやるために。まずは基本から必須から。