ニュース&ブログ

今日の名も無き人々の言霊 13 

今日の名も無き人々の言霊 13 

古本聡

ネットの雑誌や新聞記事で見かけたり、実際に聴いたりした、極々普通の人たちによって語られた印象深い言霊をご紹介しています。

テレビ番組制作では、視聴率を稼ぐには子供と動物が最強のネタだそうです。まぁ、納得できますよね。ストレスフルな日常から逃れたい時、この二つのアイテムは大きな癒しを感じさせてくれるからでしょう。しかも、このことはほぼ世界共通のようです。ただ、人生哲学っぽいことをいう場合には、各国あるいは各民族で着目する事柄が少しずつ違ってきます。今日の言葉も、大自然や包み込むような温かい愛、そしてユーモアのセンスといった、ロシアならではの世界観を表しているように思います。





Есть три незаменимых лекарства на земле:
Природа, любовь и чувство юмора.
Природа помогает жить,
Любовь помогает выжить,
А чувство юмоора – пережить.

There are three essential medicines on our planet:
Nature, love and a sense of humor.
Nature helps to live,
Love helps to survive,
And the feeling of humor is to get through troubled periods.

この世には何にも代えがたい妙薬が三つある。
大自然と愛とユーモアのセンスだ。
大自然は生きる助けになり、
愛は生き抜く力を与えてくれ、
そしてユーモアは辛い時間を乗り切る助けになってくれる。




日本人とはやや違った感性に思えるかもしれませんが、言い得て妙ですね。実は言うと、邦訳の中の「生きる」、「生き抜く」、「乗り切る」のいずれの単語も、ロシア語では「ЖИТЬ = 生きる」という同じ語幹から派生しています。この辺に彼らの人生観が現れていそうですね。

それでは、また次回、心に残る言霊を探してきます!

【筆者プロフィール】
古本 聡(こもとさとし)
1957年生まれ 脳性麻痺による身体障害1種1級
旧ソ連で約10年間生活。内5年間を現地の障害児収容施設で過ごす。
18~24歳の間、障害者運動に加わり、障害者自立生活のサポート役としてボランティア、介助者の勧誘・コーディネートを行う。
大学卒業後通訳・翻訳会社を設立、2019年まで運営。
2016年からユースタイルカレッジの重度訪問介護従業者養成研修統合課程での実習/講話を主に担当。
妻、娘の三人家族。