よいヘルパー2

よいヘルパー2

尾嶋玲子 (広島サービスマネージャー)




私事ながら9月21日に50歳になりました。バースデイ休暇は取れませんでした。愛すべき利用者の方と過ごしました。

介護、福祉の世界に入って25年になります。無駄に経験積んでます。今年の1月、入社しました。それまで病院介護を8年してその間介護福祉士とケアマネの資格をとりました。その後、ケアマネを居宅で6年、施設で6年しました。やりきった気がしました。

ケアマネはターミナル、看取りまでが仕事でした。半世紀の手前で違う学びをしたいと思い、ユースタイルとの出会いがありました。同じ介護でも全く違う世界がありました。

死に向かっていく老人介護とは違う、死に向かうまで1日1日を必死で生きている障害者支援は、24年老人介護に携わってきた私には間違いなく新しい世界でした。必死に生きている姿に生命の力強さを感じ美しささえ感じました。


障害者の方々の1日の重みは健常者のそれとは比べ物になりません。とても貴重な時間なのです。その貴重な時間を共にさせていただいている有り難さを感じました。

この命の重みを理解できたら、自殺する人が間違いなく減ると思います。

全く余談ですが、私は介護とケアマネの仕事と並行して劇団に所属し、舞台女優を12年間していました。余談と言いましたが、実は私の中で女優業とヘルパーの仕事は完全にシンクロしていました。

舞台において、観客と役者の感情が完全にシンクロするところに感動が生まれるのです。あのシンクロした時のなんとも言えない高揚した気持ちが忘れられず12年もハードワークをこなしながら2足のワラジこなしてきたのだとおもいます。

なぜ劇団の話を取り上げたかというとヘルパーとして介護をする上で利用者とシンクロする事はとても重要な事だと私が思っているからです。

健常者のヘルパーは障害者の方の苦しみや辛さを100パーセント理解する事は到底できません。でも自分が同じような立場になったらどうであろうかと置き換えたらメンタル面を理解する事はある程度できると思うのです。私がよいヘルパーに求められる最も重要なもの、それは共感力です。

肉体的な苦しみを理解できなくても精神的な苦しみは共感力を磨く事で共有できると思うのです。

相手の苦しみや痛みを我が事のように思える能力がヘルパーには必須であると思います。

障害者の方々が健常者に劣ると思う考えは間違いです。なぜなら障害者の方々は身体の自由がきかない分、感覚的なものは健常者のそれより数段上回っています。

人間の能力の神秘な部分ですが科学的にも医学的にも証明される部分です。人間に限らず、能力の足りない部分を他の部分で補おうとするのは神が与えた生命の神秘です。

障害者の方々の感覚的な部分は第6感に近いほど研ぎ澄まされています。それは人間の本能のような能力だと思います。

共感力を磨く事で、障害者の方々との信頼関係を構築することができると思います。

改めて共感力はよいヘルパーに必須なスキルであると思います。

月並みな言葉で表現すればそれは愛と言えると思います。生命の根源は愛であると思います。母親が子供を我が身のように愛するように、子が母親をなくてはならないものと慕うように。

出会い偶然でしょうか、必然でしょうか? たとえ介護者と要介護者という関係であったとしても、出会いに神の意志を感じずにはいられません。そう思うと利用者様をとても愛しく思えます。

とても多くのものを学ばせて頂いています。

どんな状況であれ、環境であれ。

私は共感できるヘルパーでありたいと思います。

世代的にガンダム?世代なのでニュータイプでありたいと思います。テレパシーで繋がれるそんなヘルパーでありたいです。



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