ニュース&ブログ

よいヘルパー9

よいヘルパー9

杉隆司(大阪エリアマネージャー)




納得した言葉

  毎月数名の方が入社オリエンテーションに参加頂いており、私も講師担当としてお話させて頂く機会を頂いております。私は主にキャリアパスと評価基準に該当する部門を紹介しているのですが、皆さんにお伝えするワードの中に「なるほどなぁ~ そうやなぁ~」と説明している自分自身も毎回納得する言葉が幾つかあります。その1つが

Flexibility = 柔軟性 

土屋訪問介護事業所のスタッフ全員が医療的ケアが行えるという点は他事業者様との比較時に特徴的な差異になり得ます。相談員さん、ご家族様は医療的ケアが出来る事業所ですと耳にすると重宝がられますが、一方利用者様の多くは医療的ケアが出来るヘルパーというだけでなく、まずは自身と相性が合うヘルパーであって欲しいと望まれる印象も強く感じます。

これまでのコラムでも書かれているのを何度か目にしましたが、利用者様はいつもニコニコ笑顔の朗らかな方もいれば、無口で気難しい方、自身の身体を自由に動かせないストレスの捌け口としてヘルパーに当たる方など私達と同じく性格は多種多様です。それでも仕事だから、、、とヘルパーは対応せざるを得ないのですが、無理し続ければいつかこちらの気持ちが潰れる事になります。

自画自賛ですが私はこの柔軟性の思考は高いと自負しています。と、言いますのも前職の営業ではお客様は正しい、お客様を立てる、お客様に居心地良い時間と空間を想像する為に尽くす、と教えられました。なので入社時の面接にて現関西BMの八木橋(宮本)マネージャーから、利用者さんが白い球を差し出し、これは黒い球ですよね?と質問されたらどう答えますか?という問いに関して黒い球です、と即答した事を思い出します。

理不尽な要求や召使いまたは奴隷的な対応には毅然と対処しますが、それでも基本的なスタンスとしてその時間枠の間はお客様・利用者に合わせる事が良しとされるのではないでしょうか?
入社される方が学生卒業からではなく、以前に何かしら経験を積まれた中途入社の方が多いので、私個人的な私見ですが、その中でも特に他業種から来られる方、また営業経験者は比較的『flexibility=柔軟性』が高いかなという印象を感じます。

入社オリエンテーションでは責任感や積極性も大事ですとお伝えしますが、この仕事を継続する上で柔軟な対応が出来る思考はとても大事です。 この柔軟性という意味も色々な受け止め方があります。何事にも臨機応変に対応出来る、自身の考えと違っていても割り切って行動出来る、利用者からの圧を右から左に受け流せる等々です。
ただ笑って話を聞いておけば良いとう事ではなく、そんな事をすれば私を馬鹿にしてるのか?と思われ、はいと返事をしても、指示された事を理解し出来なかったら返事だけするな、となります。発声やPCでのコミュニケーションが取れればまだ理解し易いですが、そうでない文字盤や口の形でのやり取りですと更に難易度が上がってしまい、余計に余裕も無くなり柔軟な対応が難しくなるのかもしれません。

どこまでご利用者様に合わせる事が正解なのか?という一定基準は作れないと感じます。ご利用者様も私達ヘルパーも人間であり感情がありますので。ただ、ご利用者様のご自宅というテリトリーの中で仕事をするのであれば、やはり柔軟に合わせることが求められ、結果良いヘルパーという評価に繋がるのかなと思います。もし相性が合わなかったとなれば、その時はケアの開始を待ち望んでいる他のご利用者様の担当として参加頂き、その方やご家族の生活を維持する事に全力を尽くして下さい。


杉隆司

土屋訪問介護事業所おおさか エリアマネージャー。福井県出身。大阪体育大学体育学科卒業。保健体育教諭を目指すも畑違いの金融関係の営業職に就く。約10年間現場営業、その後管理者を経て40歳を境にユースタイルに入社。約10か所の現場を担当した辺りからコーディネーター、マネージャー職を担当する。 亡父がパーキンソン病疾患で母が長期間在宅介護をする姿を見続け、在宅介護の必要性、対応ヘルパーの数の少なさを強く感じたところから、未経験ながら転職し現職に至る。趣味は歴史全般、時代劇(鬼平犯科帳、暴れん坊将軍)、大河ドラマ。