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よきリーダー3

よきリーダー3

笹嶋 裕一(関東ブロック介護保険部門チーフマネージャー)



私には理想とするリーダーがいる。
そのひとのどのような行動が私に影響を与えてくれたかをここに記したいと思う。


そのひとはいつも変わらなかった。
常に冷静に見守ってくれた。
最後まであきらめないでくれた。
なにより働く意味、理由、動機づけをくれた。

寛容さと柔軟性の塊のようなひとだった。
私が失敗をしても、はじめからそれがわかっていたような、
常にそんな佇まいであった。

自分もそんな風になりたいと思い、立ち居振る舞い、話し方、すべてを真似した。


常に道しるべであってくれた。
他の誰かではなくそのひとの言うことだからできたことがたくさんあった。


洞察が深く、感性が豊かだった。
今これを言ったらこうなるだろう、でもこういう風な言い方を今はした方がよさそうだ、
常に想像していた。


それによって、時に向けられる負の感情も、すべて受け入れていた。

かと思えば、自分の長所に気が付いていないひとには、まっすぐにありのままを伝えていた。


仕事の時以外は、どこか隙のある陽気なひとだった。出来ない事を隠さず笑いに変えていた。そのギャップがひとを惹きつけていた。
心地よい緊張感はあったが恐怖はなかった。とても優しいひとだった。


ひとりでは何も出来ない事が誰よりもわかっていた。
問題と行動を天秤にかけ、絶妙なバランスで成功に導いてくれた。
なにより、言い訳ができる環境に居続けることをよしとしなかった。
そして、困ったときには必ず手を差し伸べてくれた。


当然、そんなひとなので偉くなった。きっといまも活躍されていることとおもう。

様々なスタッフの方と仕事をさせていただく機会が増え、
リーダーシップの難しさに毎日翻弄され、悩み、挫けた日々がある。

ほんの少しだが、経験の分だけ引き出しが増え、対応力もついてきたように思う。

最近、そのひとに1ミリくらいは近づけただろうかと自問自答することがよくある。
うまくいかないとき、そのひとならどうするだろうと考える。
そして自分ならどうするかという答え合わせをするのだ。


残念ながら、そのひとはまだ遥か遠くにいる。
追いかけること自体、ためらいたくなるくらいに距離を感じる。
でも諦めるつもりはない。


今も隣で悩んでいるスタッフがいる。
どうやったら解放してあげられるだろうかと考える。
同時にどうやったら乗り越えられるだろうか、とも考える。

きっとそのひとなら涼しい顔で牽引するに違いない。
たしかな献身と強度で。

いつの日かそんなリーダーに、私もなりたい。