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よいヘルパー21

よいヘルパー21

西川晋司(福岡 コーディネーター)



よいヘルパーの定義は考える人によって違うと思います。
『利用者のことを大切に思えるヘルパー』『技術がしっかりしているヘルパー』などなど。

よいヘルパーってなんだろうか。
自分は良いヘルパーなのだろうか。
これは私が現場で支援に入る際に意識していることであり、その時々によってよいヘルパーの在り方は変わっていくと考えており、正解はないのではないかと思っております。

私が介護を始めたのはまだ6か月前です。
元々介護をしたいと思っておりましたが、30歳になることをきっかけに転職を決意し、全くの未経験で土屋訪問介護へ入社し、介護業界へ足を踏み入れました。
訪問介護だけでなく、介護自体も学生時代の実習で体験した以外、介護業界は全く未開の地でした。
どんな服装で、何を持って行けば過不足ないのかといろいろ考えると不安が大きくなっていく中、ドキドキしながら先輩ヘルパーとの同行が始まったことを今でも鮮明に覚えています。

ヘルパーとしての訪問が始まったころは、ケアを覚えるのに必死でしたが、徐々に現場に慣れ、独り立ちした現場が増える中で、自分はよいヘルパーなのかを見つめ直すようになりました。
まず最初に考えたことは、「自分がどんな人からケアを受けたいと思うか」でした。
自分が介護を受ける立場になったときに、どんな人からケアを受けたいと思うか、どんな人からケアをされるのは嫌なのか、そのことが重要ではないかと考えました。 利用者様がどのようなケアを希望していて、どのような人にケアをされたいのかを理解することが重要だと思います。

月並みな言葉ではありますが、利用者様は十人十色だなと、まさにその通りだと実感しています。
話をたくさんしたい利用者様、必要以上に話をしたくない利用者様、話が合う方合わない方などなど。
皆様も友達との関係性のとり方や職場の上司・先輩・同僚などとの関わり方も人それぞれだと思いますし、利用者とヘルパーの関係もそれぞれだと思います。

ヘルパーを始めて、改めて大事だと思った言葉があります。
『自己覚知』という言葉です。
福祉経験が長い方は耳にタコができるほど聞いたことがある言葉だと思います。
「自分がどのように考えているのか、どのように思っているかを知り、自分の感情、思いを自覚した中で人と接することが大切だ」と私は思っています。

短い経験の中でではありますが、私が考えるよいヘルパーは、『空気になれる人』だと思います。
利用者様が過ごす空間の空気を壊さずにいること、利用者様が快適に過ごすことができる空気を作れる(なれる)人、それがとても大切であると思うようになりました。 よいヘルパーってなんだろうか。自分は良いヘルパーなのだろうか。
このことを常に意識し、より良い支援を提供できる「よいヘルパー」になっていきたいと思います。


西川晋司 プロフィール

熊本生まれ、福岡育ち。
東福岡高校、久留米大学を卒業。
小学1年生からサッカーを始め、現在も趣味兼特技として社会人リーグでサッカーを継続中。
大学受験時に「介護をしたい」と福祉系の学部のある大学を決めたが、情報不足で介護福祉士の資格が取得できない大学に入学するというミス。
運よく卒業時に社会福祉士、精神保健福祉士を取得。
学卒業後は病院へ就職し、7年間医療ソーシャルワーカーとして勤務し、2019年4月土屋訪問介護事業所ふくおかへ入社。