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よきリーダー8

よきリーダー8

吉田 政弘(兵庫エリアマネージャー)



 私が現在リーダーシップを取るうえで意識していることは「自分の非を認めること」である。私は現在失敗と反省続きなのでこれが「よきリーダー」の条件になるかは分からないが、私がこれまで仕えてきたよきリーダーは皆「自分の非を認めること」ができる人だったので、私も現在実践しているところである。

 リーダーシップにおいては明確なビジョンが必要とよく言われる。ビジョンや目標を設定し、それに向けてチーム員を先導し、チーム全体での達成感を醸成することが求められる。一方、リーダーのポジションになるとはほぼ全ての情報が集まるため、頭の痛い問題や、チーム員が自分の方針に着いてきてくれない、辞めるというような話が毎日のように入ってくる。この日々のBADニュースにリーダーは焦り、何とかしなければと日々反省と改善を繰り返すことになる。

 この日々繰り出す改善策はその場の状況を治めることが第一の目的となるため、臨機応変な対応が求めれられる。
 その場の状況を治めることだけを考えると、ある時の解決策ではAの方針を取ったのに、別の時の解決策ではBの方針をとってしまう等の一貫しない決定をせざるを得ない時がある。このような場合、必ず後々、AかBどちらかの方針に不具合や不公平感が出てしまい、再度の解決策が必要な状況に迫られることになる。
 また、自分はリーダーとしてAの方針しか認めないと決め、常にAの方針で解決を図っていても、今度は会社方針や全体の考え方の変化でAの方針が古くなり、別の解決策を求められる状況になることもある。
 つまり、常に最適解を出してリーダーシップを図っていても、必ずその解が間違いになる時が来ることになる。

 上記のような状況はどちらも仕方がない状況なのだが、人よって対応が異なってくる。
一つは、「これまでの自分の判断は間違っていなかった」という前提で目の前の問題を解決していく人、もう一つは、実際に目の前にある間違いの原因を自分の中に探し、自分の失敗として解決していく人である。
 上記のような仕方がない状況の中で起こっている間違いに対し、私がチーム員の時もそのリーダーを責める気持ちは全く無かったが、自分自身の失敗として非を認めて解決に取り組むリーダーの姿はとても思慮深く感じ、そのようなリーダーには私も付いていきたいと感じたものである。

 リーダーは「傾聴」と共に、それらの各事象について解決を図っていくことが求められる。その数々の解決策の中には必ず間違いもあるし、その時は正解であっても後々間違いになることもある。全ての問題・事象に対して自分が源泉という視点を持ち、自身の非は認め、今後もリーダーシップを図っていきたいと思う。