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なぜ介護4 人生の転機

なぜ介護4 人生の転機

杉隆司



何故介護の世界に??

当初、私はビジネス的な視野で介護業界を注目しました。

前職の私は金融系の営業職に就いており、毎朝業務上必要でしたので日経新聞や様々なサイトから時事情報を確認する事が日課でした。その時目にする介護業界のキーワードとして【高齢化】【人員不足】【事業倒産】【国の重点施策】で特段興味は持ち合わせておりませんでしたが、ある日【2025年問題】という言葉を目にしました。ちなみに2025年問題とは、

『今後も人口減少が続く事で、2025年頃には15歳~64歳の生産年齢人口は7000万人に落ち込む一方、65歳以上の人口は3500万人超となる見込み。2025年の日本は団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の1/3が65歳以上、1/5が75歳以上、世界の中で誰も経験したことが無い超・超高齢社会を迎える』

介護業界の需要(マーケット)は拡大、働き手(供給)は減少傾向ってことか?
この時私は将来に対する恐怖や焦りを感じると共に、すぐに頭の中は介護業界はエライことになる!大変動が起きるんじゃないか?と心拍数が上がり興奮した事を覚えています。

ただ私は独り身ではなく妻と小さな子供2人の生活を守らなければいけない立場でしたし、本や新聞などの活字で調べた表面的なうっすい介護業界の知識しか無い状態でしたので、直ぐに転職しようとは思えず、とりあえず転職サイトに登録するだけで本気で動こうとは考えておりませんでした。

転機となったのが福井県の実家でパーキンソン症状を患っていた父親の状態が悪化し入院したうえ、誤嚥性肺炎と主治医から聞いたことです。それまでも度々尿路感染症から肺炎へという流れは経験していましたが、毎回2週間程で退院した後は徐々にADLは落ちつつも主に母が在宅介護を行い、週に数回の訪問介護とリハビリサービスを受ける事で生活は維持出来ておりました。

しかし父の病気で誤嚥性肺炎と耳にすると私の中でレッドラインを超えたと感じ、そろそろ実家に戻る事を考え妻を説得せねばと思っていた時に、当時の訪問介護事業所の職員さんから「私らが杉さんは最後まで看てあげるから大丈夫やって、息子さんは最後の最後で来てくれたらいいって」という言葉を頂き、本当に心身ともに救われました。これまでの職員さんの父に対するケアの姿勢や母へのコミュニケーション対応を目にし、私に対する言葉にも決して社交辞令な印象を受けず、この人達なら本当に父母を最後まで支えてくれるんだろうなと心底信頼しました。

この時自分の中では40歳の区切りの誕生日を過ぎ、父母の事を視野に入れながら先々の事を思案していた私は、自身の後半の人生は営業職の様な本音と建て前ばかりの時間を過ごすよりも本音100%で仕事をしたい。また福井県では働けないが、関西で自分の様に介護離職、介護難民、など介護〇〇で悩んでいる方を支えたいという思いから、介護業界に足を踏み入れようと決心しました。その後幸運にも私が介護業界に気付いた一番最初に抱いた気持ちであるビジネス的な視野も満たしてくれそうな、ユースタイルラボラトリー株式会社に出会える事が出来ました。

入社後まだ1年半しか経過しておりませんが本当に色々な事を経験させて頂きました。多くの方々のご指導とご協力により少しづつ自分のやりたい事も具現化させて頂きましたが、私が介護職で仕事をする上で根っこの信念は1件でも多くのお宅を支援したいという想いです。
現実的に私一人では2.3件のご家族しか支援出来ません。それならば現スタッフの力を借りながら、またこれから出会う多くのスタッフの方とも協力し、各々様々な思惑で仕事をされていると思いますが、一人でも多くの皆さんがこの会社で長く仕事をしようと思ってもらえる環境作りに貢献すること、これが私の信念を満たす最善の方法だと考え尽力して参りたいと思います。


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