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なぜ介護16 「縁」とお答えします

なぜ介護16 「縁」とお答えします

笹嶋裕一



私の前職はマンション管理で、総合管理から現場管理までが主な仕事でした。

現場管理においてご活躍頂ける年齢層は管理員で55歳から65歳くらいまで、清掃員で65歳から75歳くらいまで、体がお元気な方だと80歳近くの方もいらっしゃいました。

今思えばですが、認知症の方も多かったのではないかと思います。カギの紛失や自宅がわからなくて帰れない、ゴミ屋敷に住んでるなど様々な方がいらっしゃいました。

また、清掃だと手軽に働けるということで生活保護受給者の方も多く、ある方はアルコール依存症で時間通りに物件に来ることができず、酒に酔って定期的に会社宛てに電話してきては暴言を吐くなど、およそマンション管理会社とは思えないエピソードも多数ありました。

仕事はそこそこ順調で、小さな会社ではありましたが、課長に昇進し、収入もわずかではありますがUPしたちょうどその頃、プライベートでも変化があり、長男が誕生しました。

会社のカルチャーはなかなかワイルドで、ガチガチの軍隊式のコンサルがはいっており、それはそれは色々な体験をさせていただきました。
いまだに飲みニケーションという文化が残っており、これまた時代錯誤の花金だけでなく、エブリデイ飲み屋直行という深く濃い時間を過ごしてまいりました。

どうしても子供のゴールデンタイムに関わりたかった私は迷いました。
このままでよいのだろうか、と。

ちょうどそのときです。ある伝手を介して、現在の事業責任者の高浜から「デイサービスを作るから所長をやらないか?」と声をかけられたのです。


祖母が認知症で、妻が介護福祉士という周辺環境もあったかもしれません。

自分の家族が、友人の家族が、介護に直面する年代に入り、その橋渡しができたらいいなと思ったこともこの世界に入る動機にはなったと思います。

冒頭にあった管理会社でかかわりのあった方々について、いったいこの方たちは地域でどんなサポートを受け、どんな日常を過ごしているのだろう?と、ソーシャルワーカー的な目線で興味をもったのも大きなきっかけの一つであることは事実です。


でもそれもこれも、偶然のような必然のような、すべては後付けのストーリーといえるぐらいの、そんなタイミングとスピードで物事が進んだような気がします。

ですので、なぜ介護にと問われれば、「縁」とお答えします。


余談ですが、おかげさまで週末はくたくたになるほど子供との時間も確保できております。

いまとなれば、あの飲みにケーションがちょっと懐かしい、今日この頃です。。