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なぜ介護19 海外から見た日本の福祉のすごさ

なぜ介護19 海外から見た日本の福祉のすごさ

小黒昭洋



なぜ介護に。。という今回のテーマで、まず私の介護に対する入社前のイメージなのですが、
正直なところ「介護」という仕事を楽な仕事だと勝手に思い込んでおりました。今となってはお恥ずかしい限りですが、福祉業界の中身も知らず、メディアやネットのネガティブな記事を見て、「介護・福祉」は誰でもできる簡単な仕事と、安易な思い込みをしていたのです。
よくあるネットなどの記事やメディアで取り上げられる介護の情報といえば、慢性的な人手不足や施設の入居待ち、虐待、介護殺人など痛ましい事件ばかりで、私の眼には介護の未来がよく映っていなかったのも要因かもしれません。
業界外には私と同じような介護のイメージを持っている方は一定数いらっしゃるのではないかと思います。

私は入社前、海外で生活していたのですが、結婚して子供が生まれたことをきっかけに、将来のことを真剣に考えるようになりました。もしこのまま外国で生活し続けたとき、何か病気やけが、年をとったり障がいを持ったりしたときに、個人の保険だけを担保にするのは危険かなと思いました。妻は外国籍で、その国には社会保障制度はありませんでしたから、義理の父母に何かあった場合はどうしようか、子供に障がいがあったときはどうしようか、など、さまざまな不安がありましたから、日本に戻って生活しようと決断するに至りました。

日本は社会保障制度の充実で病気やけが、老齢や障害、失業など自分の努力だけでは解決できないことも制度によって救われるのが当たり前ですが、海外のほとんどの国では社会保障制度が無く、個人が自らの責任と努力によって生活を営んでいます。海外に出たことで改めて日本の福祉制度の凄さを感じ、「社会福祉」や「医療保険」などの分野にも興味を持ち、新たに働くところは介護業界と、弊社ユースタイルラボラトリーの門を叩いたのです。

当時、私のイメージでは施設でおじいちゃんやおばあちゃんとオリエンテーションなどで笑いながら楽しく仕事が出来ると想像していましたから、そういった雰囲気の方が面接されるものと想像しておりました。しかし面接官の方は想像と違う印象の方で、面接なのに哲学的な話や人間の思考を論理的に言葉で説明され、介護の面接ではないような不思議な時間を過ごしたのを覚えております。

想像と違う面接ができたことで、想像と異なる介護での働き方も出来そうだ、面白そうだなと思い入社致しました。

入社当初は東京のデイサービスで働かせて頂きましたが、現在は九州で在宅の支援に携わっております。現場では勿論のこと、今でもさまざまな問題に直面し、その度に介護って楽しいけれど難しいな、と感じるとともに、介護を志す多くのスタッフとの関わりも私の毎日を充実させてくれております。
いろいろなご縁や環境が私を福祉業界へ向かわせてくれたのだと思います。介護という業界に入って本当によかったと感じております。


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