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よいヘルパー40 止まることの知らないマグロの集団 

よいヘルパー40  止まることの知らないマグロの集団

成瀬絵梨


私は、第三号研修の医療的ケア講師をさせていただいていて、こんなヘルパーさんになってほしいなと思いながら講義をしていますので、その時に話す想いの一つについて書いていきたいなと思います。

興味をもち、重度訪問介護で働きたいとおもって生徒さんは来ていただいていますので、今後働いたときには、長く介護業界を支える一員になってもらいたい。自分も大事に、そして、ご利用者様も大事にできるヘルパーさんになってもらいたいなと思っています。

実際働いてみると、重度訪問介護は、ほとんどが一人でご利用者様のお家で支援をします。
施設のように、勤務中に詰め所に行けば誰かがいるというような状況とは異なります。直行直帰がほとんどです。詰め所で、気軽に情報交換をして、愚痴や小言を言って小さなガス抜きをしながら働けるのは精神衛生上大切だと思っています。一人支援の場合、相談をする際は、メールや電話などワンクッションおくことになり、新人ヘルパーさんは、こんなこと相談するほどではないかと、同僚や上司に話すことをためらってします方もみえます。小さな積み重ねが、心には負担になってしまって、ある日ぽきっとおれて、介護で働くのが辛くなっていしまうことも起きかねません。
ぜひ、新人ヘルパーさんには、一人でため込まず、気軽に相談をしてほしいなと思います。
新人ヘルパーさんが思うことは、きっと先輩ヘルパーも同じ道をたどってると思います。

私が言いたいのは、一人で悩むことは、自分にもご利用者様にも良くないということです。
一人で支援中に、これでよかったのかなと思いながらやっていることが、実はよいことではなかった、それが重なって医療事故につながることもあることは忘れてはいけません。
直行直帰で、同僚や上司と会う機会が少ないからこそ、相談や記録に残す必要があるのです。
一人でご利用者様を支えているわけではありません。土屋のヘルパーさんだけでもなく、他事業所や訪問看護、そして、訪問医、何よりご利用者様とそのご家族がいて、みんなで一団となってご利用者様の生活を支えます。
みんなが同じ方向をみて支えていく必要があるとおもうのです。

私は、土屋で働いて思うのが、止まることの知らないマグロの集団だなと。
支援中は、ご利用者様のために群れから離れて泳ぎ、ミーティングや相談のために群れに戻って、違う方向に泳いでいきそうになったら、意見交換や意思の確認をし方向を微調整し、またみんなで同じ方向へ泳いでいく。そんな、一団だなと感じています。

私が、思う良いヘルパーさんは、一人で突っ走ることもせず、だからと言ってだらけるわけではなく、いい塩梅で帰属性をもって同じ方向を見て、ご利用者様と何より自分も大切にしていけるヘルパーだと思っています。

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