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生と死について6  施設介護での経験から学んだこと

生と死について6  施設介護での経験から学んだこと

片岡大介



はじめに私は長年、老人ホームで介護職として働いていて、たくさんの人の死に立ち会ってきました。
その経験を元に今回のコラムを書かせてもらいます。

私が施設介護の現場で働いていた時に心掛けていたことは

・利用者様に対して自分が後悔しない介護をすること。

・死に対して慣れすぎないこと。

まず、利用者様に対して自分が後悔しない介護をすることですがこれはなぜかというと、
人はいつ死ぬかわからないため亡くなった時に あの時 この時 こうしていれば良かったと自分の行動を後悔しないためです。
利用者様が亡くなった後に自分たち介護士は何もすることができません。
だからこそ後悔しない介護をする事が大切だと学びました。

次に死に対して慣れすぎない事ですがこれは介護の現場で働いていると人の死が近いため、何度も経験すると慣れてしまうことがあります。
私も介護士として死に対して慣れは必要なことだとは思います。
現場で働いていると突発的に死が起こることもあるため冷静に判断や対処するためには慣れも必要です。
しかし慣れと慣れすぎは別です。
ある介護士が利用者様が亡くなった後に「これで仕事が楽になる。」と言ったことがあり、自分の中で違和感を感じた事がありました。
その人は介護士として経験も豊富でしたが死=仕事中の出来事の1つでした。
利用者様が亡くなったとしても自分のことしか考えられない介護士は死に対して慣れ過ぎると人の死ですら仕事の一環になってしまいます。
自分がもし死んだ時にその様な介護士には看取りはしてほしくはないと思います。
だからこそ死に対して慣れすぎないというこは介護士として必要なスキルであると私は思います。

今も現場で働きながら思うことは利用者様は私たちより死と隣り合わせであり、私たち介護士の助けを必要としています。
土屋訪問介護事業所で働く皆さんにも あの時 この時 こうしていれば良かったと後悔しない介護をしていたければと思います。

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