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生と死について9 家が一番、生きることに寄り添いたい!

生と死について9 家が一番、生きることに寄り添いたい!

松尾千佳子



生きる事、私たちは何気に寝て起きて日を迎える当たり前の様に過ごしてますが介護職として病いと闘いながら生きる方を支援し感じたこと。

・癌末期の方、食事が取れずお顔も痩せてきますが生きたいとの想いで目に凄い力(眼力)

・COPD(閉塞性肺疾患)の女性呼吸苦の中でタンスや書類を整理する姿は女性ですね、母を感じる。

・94歳老衰男性、ベッド横に大きな地図、出身地の北海道地図。
私は以前3年程住んでいましたので方言で話す様にしました。
「おばんです」(こんばんは)「こわい」(疲れた)「けっぱる」(頑張る)など話すと涙しながら「北海道にかえりていな」と地図に手が伸びる

・70歳の男性、10年前に奥様に先立たれて自分ももう少しで奥様の元に行く事がわかっている中で女房との思い出、初デートで聴いたJazzを聞きながらプロポーズ、結婚、子育て、奥様の介護など生きた証を話して下さいました。
エンゼルケアーもJazzの中で看護師と家族さんと行いました。

病院での天井を見て入院生活を過ごした方が我が家に戻って来られたら「家が一番!」の言葉と笑顔を貰えるように、私たち土屋訪問のスタッフが出来ることをしましょう、そして自宅で自分らしい生活ができるように支援しましょう。
そんな在宅での生活を希望していても、役所側が重度訪問介護での必要な受給時間を出してくれず、昨日、家族様・ケアマネージャー・保健所の方々と役所の方々に現場の生の声を訴えに行く。
「家に帰りたい夫として、父親として家長として」
「主人と私たちの家でヘルパーさんに協力してもらいながら生活をしたい」
と涙ながらの訴えをしたが「検討させて下さい」
生きる事の難しさを感じるが負けない!
どんな障がいがあっても、住み慣れた家で生活すると言う選択肢、私たちは応援したい!
一人でも多くの人が、今日という日を笑顔で過ごせるように!
生きることに寄り添いたい。

死について私は主人が亡くなった時に何故、主人?何一つ悪いことをして無いのに!妻として健康管理を怠ったなど悩む中でご住職さまから「十月十日母のお腹で過ごしこの世に産まれた時に人生は決まっている、どんなに偉い方・有名人・大金を払って治療しても病いに勝つことはできない人もいる、あの世でお役に立つことがある」と伺った時に死を少しだけ受け入れた様に思いました。

今日のニュースで「人生会議」ポスターが話題になってましたが年齢に関わらず自分の生命を家族と話す機会は必要だと思います。

人は死の直前まで聴力はある様です、最期まで寄り添って言葉をかけて支援をしたいと思います。
もし残念にも亡くなられた時はスタッフでデスカンファレンス、ご家族様にはグリーフケアを行い今後のケアの質を高める事に努めたいと思います。

最後になりますが息子のお嫁ちゃんは33週の大きなお腹、逆子の様ですがよく動き触れると生命を感じます。
1月に初孫誕生を楽しみにする日々です。

※松尾千佳子プロフィールはこちら