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人の気持ちが理解できない、理解しない人について

人の気持ちが理解できない、理解しない人について

古本聡




「信じられない! それゃないわ!」、とこちらが思わず叫んでしまいそうなことを言ったりしたりする人がいます。しかも割と身近に。人の気持ちが理解できない、理解しない人は、他人との人間関係や友達付き合い、時には家庭でも、周囲の人が何を感じ、何をしてもらいたいと思っているか考えないので、周囲が離れて行ったりして、えてして孤独です。

また、会話の相手に対して、「人の気も知らないで・・・!」、と思ってしまったことはありませんか。言葉で傷つけられたリ、ズカズカとこちらの心の中に踏み込まれたり・・・、人の気持ちがわからない人がそばにいると、思いやりの大切さを実感させられることがあります。とは言え、人の気持ちを理解するのはそう簡単なことではありません。今回は、私なりに、人の気持ちがわからない人の心理や特徴について考えてみました。

特に、障害者、重い病に侵されている者について言えば、まぁ、障害を持たない人についても当てはまることなのですが、人は、自分の中に何か重く辛い気持ちを持っていたり、肉体的な大きな苦しみや強い、他者には伝えようもない痛みを抱え続けていたりすると、その気持ち、痛み、苦しみにいつしか押しつぶされ支配されてしまいがちです。そして、辛く苦しいのは自分だけなのだ、と思い込むようです。今、私は、この文章を一障害者として、そのようなネガティブな思考状態に絶対に陥りたくない、という気持ちと自戒の念を込めて書いてます。

そんな人の気持ちが理解できない人の4つの典型的な心理
そんな人の心理1. 単に相手に興味がない
人の気持ちに寄り添える人は、相手がどんな事を思って発言しているのか、考えながら会話をしています。しかし、人の気持ちが理解できない人は、そもそも相手に興味も関心もないため、相手の気持ちを考えずに行動してしまうのです。例えば、友達と会った時に、自分としては「どこかでゆっくり座って話したいな」と思っても、自分の意見だけ押し通すのは遠慮し、相手に「どこか行きたいところある? 何かしたいことある?」と尋ねてみる人が多いでしょう。でも、人の気持ちが理解できない人、しない人は、相手の意見に聞く耳を持たないので、気遣いや配慮をしません。そういうことをする必要がない、と考えているのです。

そんな人の心理2. 相手の配慮や親切な対応を当たり前だと感じている
相手の発言や行動を「当然」と思ってしまうと、相手の配慮や親切な対応が当たり前に思うことがあります。その結果、人の気持ちがわからない、考えないということにつながるのでしょう。このような人の気持ちを考えず、相手の気遣いを当たり前と思っているから、傍から見ると上から目線でものを言っているようにも感じられるのです。周囲の人の気遣いや対応が当然だと思ってしまい、自己中心的に物事を見ていることになることも屡々。人への気遣いは一方通行であってはならないのです。

そんな人の心理3. 基本、何も考えずに発言や行動をする
人の気持ちが理解できない人は、親密な友達や信頼できる人が少なく、表面上の付き合いしかできないという特徴があるように感じられます。密な友情や信頼を寄せる人が少ない原因は、基本的に深く考えずに、または自分の苦しみにだけ目を向けて何も考えずに発言や行動をするからです。一生懸命に何かをしてくれようとして、真剣に悩んだり話したりしている人に対して、無思慮な言動・行動を繰り返してしまうのです。そのため、必要があっても、信頼関係を築いたりすることができないのです。そういう努力さえも忘れてしまいます。

そんな人の心理4. 自分の言動や行動に対し、相手が嫌がっている、と考えない
人の気持ちを考えられない人の心理状態として、相手の反応を見ても、嫌がっている、もしくは気持ちが引いているとは考えません。時には、相手の表情が曇ったり、拒否反応を示したりしていることもあり得ます。そんなときでさえも、’そんな人‘は、相手の気持ちに考えが及ばないのです。そして、自分の言動や行動が原因だとも思わず、相手が嫌がっているとは思ってもいないのです。

  人の気持ちが理解できないと言われる人の5つの特徴
そんな人の特徴1. 自己中、そして協調性がない
相手のことを大切な存在で、必要な人だと思えば、自然と相手の気持ちを考えたり、理解しようとしたりするものです。時には、「話してほしい」と、相手に口に出して伝えることさえあります。しかし、自己中心的な人は違います。常に「自分が一番」、「自分が大将」なので、個人差があるとしても、自分が話したかったことやしたかったことが優先されてしまい、他者と強調してやっていこう、という気持ちを失ってしまいます。

そんな人の特徴2. 人の話に傾聴せず、相手の意図を汲み取ろうとしない
相手の指摘に耳を貸さない人、もしくは、聞こうとしない人には、共通の特徴があります。
自己主張が強すぎて人の話を聞かない
自分の考えや意見に固執してしまう
人の気持ちを理解しない人は、改善点や直すと良いと思われる点を指摘されると、聞かないばかりか怒ってしまうこともあります。
アドバイスをしてくれる人の意図も考えないので、謙虚になれないのかもしれません。

そんな人の特徴3. 思ったことをそのまま口に出してしまい、空気が読めない
友達にしたくない性格の人の特徴に挙げられる「KY」、空気の読めない人、つまり、周囲の人の心情を考えられない自己中心的な人の行動の一つです。KY故に、思ったことをそのまま口に出してしまい、それが人前であれば、嫌な思いをする人がいることも考えないので、人の気持ちが理解できないと言われてしまうのです。

そんな人の特徴4. 相手のコンプレックスを平気で指摘する
人は誰しも、コンプレックスを持っています。コンプレックスの内容によっては、傍から言われたくないことだってあります。そんなことを平気で口に出して指摘してしまうのです。嫌われて当然ですよね。人として終わってる、というのは、こういうことでは、と思います。

そんな人の特徴5. 相手の立場になって物事を考えられない
想像力に欠けることも、人の気持ちを考えられない理由になります。
もし、「これを言われたらどう思うかな」とか「相手の立場ならどうするかな」というのは、考える力が必要です。
言われた人がその後どう思うか、傷ついたりしないか、など考えてみましょう。まともな人として。
仕事やどんな人間関係でも、相手の人がどう思うか考えないなら、周囲の人とのコミュニケーションは図れず、孤立してしまいます。

こうはなりたくないものです、自戒の念を込めて。



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前半 後半


【略歴】 昭和32年生まれ、脳性麻痺1種1級、6歳からの5年間余、旧ソ連の障がい児収容施設での生活を経験した最初で最後の日本人。早稲田大学商学部卒、大学院生だった25歳より英語とロシア語翻訳会社を経営。16年4月よりユースタイルカレッジにて障がい当事者としての講話を担当。