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ブックレビュー 小児科のぼくが伝えたい最高の子育て 高橋孝雄/著者

ブックレビュー 小児科のぼくが伝えたい最高の子育て 高橋孝雄/著者

八木橋武尊



慶應義塾大学医学部小児科教授である高橋氏が、子育てで大切な事を3つ述べていますのでご紹介します。
以下引用

勉強ができる、運動ができる。それも立派なことでしょう。
でも何よりも大事なのは、「共感力」「意思決定力」「自己肯定感」この3つです。

共感力=誰かの気持ちに寄り添える。
意思決定力=自分のことを自分で決める。
自己肯定感=生まれてきてよかった、自分は自分でいい、と感じる。

この3つを身につけられるようにするのが親の務めです。

共感力と意思決定力は育児・教育環境によって育まれていく部分が大きいが、自己肯定感は生まれつき遺伝子に組み込まれていて、はじめから持っている天性の力のであると著者はいう。

私がここで思ったのは、自己肯定感は守ってあげるもの。
暴力を振るうことや暴言を吐くことはもちろんNGであって、子供の発言や思考を否定せず、尊重するという事が大切だということ。
そして、共感力と意思決定力は伸ばしてあげるもの。

これにはまず、大人から子供に共感するという事が必要です。それも心から。
例えば、子供が道で転んだとします…
ひざが擦り剝けて血がにじんでいます。
「痛いよ~」と泣き叫んでいる我が子に、おまじないのように「痛くないよ、がまんできるよ!」と唱えるのではなくて、「痛いよね、びっくりしたね、だいじょうぶ?」、とその状況を代弁しつつ、共感の相槌をうち、心配しているよとを伝える。

このように子供に寄り添った言葉がけが、共感力を育む方法だ、と本書でも述べられています。
言葉がけに迷った時はあまり難しく考えないで、
「そうだね」「やったね」「そのとおりだね」
と共感をこめるだけでその子の共感力は育つみたいなので、簡単にできそうな気がしてなんだか安心ですね。
※共感すること=同意することではありませんのでご注意ください。

ちなみに著者は、共感力を高めるマジックワードをひとつだけ選ぶとしたら
「だいじょうぶ」だと述べています。

私自身、介護業界に携わっているからか「共感」に関心が偏った読み方をしてしまったのですが
他にも遺伝子構造の説明だったり、遺伝子の法則だったりと男の好奇心をくすぐるような内容が詰まっています。
長くなりますのでこの辺で終わりたいと思いますが、3つのうち「意思決定力」についてお伝えせずに申し訳ありません。

この本を読むか読まないかは、あなた次第ですが、本屋さんへ立ち寄った際は是非、世の中のパパとママに読んでいただきたい一冊です。

※八木橋武尊プロフィールはこちら