古本聡

コラム

新型コロナウイルス禍およびトリアージ(triage)という言葉に思う

本稿を書き進めていくにあたり、何よりも先ずは、今もなお猛威を振るうことを止めない新型コロナウイルスによる疫病に、不運にして感染・罹患してしまわれた方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、一日も早いご回復をお祈りいたします...
ブックレビュー

ブックレビュー マーシャとダーシャ~『世界でいちばん孤独な姉妹(マーシャ/ダーシャ/ジュリエット・バトラー編 講談社)~

マーシャとダーシャ~『世界でいちばん孤独な姉妹』(マーシャ/ダーシャ/ジュリエット・バトラー編 講談社)~ 古本聡 1950年にソ連のモスクワで生まれた姉妹がいた。その姉妹の本名は、マリーヤ&ダーリヤ・クリヴォシリャーポヴァ(Мария и Дарья Кривошляповы)といい、 ...
コラム

敬愛するチェ・ゲバラ殿~後編~

キューバ革命の英雄、清廉な革命戦士として名を広く知られていたゲバラ。銃殺刑を執行する政府軍の兵士も引き金を引くのを躊躇ったという。その兵士に向かってチェは「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ」と語りかけた、という逸話が残っている...
コラム

敬愛するチェ・ゲバラ殿~前編~

10数年程前の話。私が当事愛用していた、チェ・ゲバラの肖像画がエッチング加工されたZippoライターを見て、通りがかりの大学生らしき男子にこう言われた。 「その絵って、確か、有名なテロリストですよね。」 テ、テ、テロリスト!?...
コラム

土屋人(旅ガラス)日記4~映画「幸せのありか(CHCE SIĘ ŻYĆ)」~

映画「幸せのありか」と人間が自己の尊厳と居場所を求め続けた生~ 東京駅で東北新幹線に乗るとき、背後から聞き覚えのある外国語での話し声が聞こえてきた。ポーランド語だった。同じスラブ語族に分類されるロシア語を解する私にとって、また十代半ばくらいの頃に ...
コラム

You raise me up~ありがとうを込めて~

You raise me up(ユー・レイズ・ミー・アップ)という歌があります。2002年にアイルランド・ノルウエーの音楽ユニット「シークレット・ガーデン」に在籍していたブレンダン・グラハムが作詞し、ロルフ・ラヴランドが作曲を手掛けた、比較的 ...
コラム

土屋人(旅ガラス)日記3~孤高の白帆~

ロシアの高校に通っていた頃、ロシア・ソ連古典文学作品の暗記を随分とやらされた。大詩人A.プーシキンの長編・短編詩はもとより、文豪L.トルストイの長大小説「戦争と平和」の数十ページ、F.ドストエフスキーの作品からの数節、N.ゴーゴリ、I.ツルゲーネフ、A ...
コラム

ダーウィンの進化論と優生思想、そして多様性~生命と社会は多様であるからこそ維持できる~

C.ダ―ヴィンは偉大な生物学者であることは誰もが知っている事実。私もその点に異論はない。 その一方で、彼の学説は、同時代以降の社会学者や政治家、政治に影響力を持つ資本家などにとっては ...
コラム

雑感~権利の上に眠るな!~

介護制度の利用者について言えば、自分で介助者を集められない人でも、ある程度の範囲では自由に生活できるようになってきたのは、非常に喜ばしいことではある。ピザの宅配を頼む感覚で電話一本して介護に来てもらえる。その気安さが為に昔とは違う問題が生まれてきた。利用者は ...
noRecognise

共感、同意、同情~介護のプロとして~

医療や看護、介護、カウンセリングの心がけで大切なイロハは「傾聴と共感」とよく言われる。この共感に似たようなものに「同情」がある。どうも日本人は「同情」が好きなようで、代議員選挙などに際しても「同情票」というような言葉が存在するくらいである。「共感票」とは決して言わない。 ...
コラム

土屋人(旅ガラス)日記3~日米合作映画「37セカンズ/37 Seconds」に思うこと~

つい先達て、2月7日に「37セカンズ」とい題名の映画が公開になった。 この映画のテーマは、「障害者の自立と性」。作品基本データは次の通り。 製作国:日本・アメリカ合作 原題:37セカンズ/37 Seconds 監督...
コラム

土屋人(旅ガラス)日記2~世界に誇る新幹線だが…~

駅員:「お客様、このお時間ですと、15時39分のひかりにはお乗せできません。20分ほど後の15時53分のこだまでしたら大丈夫ですが・・・。」 私: 「それは困る。こだまは途中でひかりに追い抜かれて、結局 ...
コラム

土屋人(旅ガラス)日記

一週間に3日、4日は新幹線の中で過ごす土屋旅ガラス、またはリアル電車男です。 今日は、2020年1月22日の旅日記を書いてみようと思います。 ・ 常連さんになっちゃった いつものように、東京9:36分発仙台行きの新幹線はやぶさに乗る際 ...
コラム

人の気持ちが理解できない、理解しない人について

「信じられない! それゃないわ!」、とこちらが思わず叫んでしまいそうなことを言ったりしたりする人がいます。しかも割と身近に。人の気持ちが理解できない、理解しない人は、他人との人間関係や友達付き合い、時には家庭でも、周囲の人が何を感じ、何をしてもらいたいと思っているか考えないので、周囲が離れて行ったりして、えてして...
コラム

ロシアで見た生と死~無言の朝食~

私が育ったロシアという国では、家族の誰かが亡くなった時、遺族が他人に御馳走を振舞い弔いをする風習が大昔からあった。亡くなった日から数えて9日目と40日目にこれを執り行うのだが、その際、ご馳走を振舞う相手は、世の中で最も不幸だとされる人々でなければならないのだ ...
コラム

イギリス人元英語教師から聞いた、日本人が英語を話せるようにならない本当の理由5つ

日本人は学校で最低6年間も英語を習うのに、話せる人がこんなに少ないのはなぜか? これは、日本で英語を教えている外国人共通の疑問であり、酒席でよく盛り上がる話題だと、筆者のイギリス人の友人(元日本在住英語教師)が言っていました。 ...