ウエスト症候群(10代 男性)

状態
ご自宅ではお母様とお二人での生活。特別支援学校を卒業後、平日は生活介護に通い、土日はお母様の介護のもと在宅での生活をされていましたが、お母様の仕事の都合により、週末の日中、重度訪問介護の利用を開始されました。
幼児期からてんかん発作を繰り返し、また成長するにつれ、脊柱側弯症が進行し、コルセットを使用されています。

サポート
主な支援内容は、起床介助、移乗介助、食事介助、排泄介助、入浴介助。
土日は休みでもある為、日中は、DVDを一緒に観たり、絵本を読んで、のんびり好きなことをして、楽しく過ごせるようサポートを行っています。
また、天気の良い日には、散歩や外出に出かけ、なるべく刺激を与え、興味や関心を引き出せるよう支援をしています。
疲れている時や眠い時にてんかん発作が起こることが多く、常に様子を見ながらの対応を心がけています。

効果
お母様より人見知りされると伺っていましたが、こまめにお声かけしながら支援をすることで、笑顔がよく見られるようになりました。
また、お腹空いたとか、暇だとか飽きた時なども何かしら訴えが出るようになり、少しずつコミュニケーションがとれるようになっています。
身長や体重もまだまだ成長されており、なるべくご自分で身体を動かせるように、車椅子の乗り降りの際やDVDを観る際に身体を起こしてもらえるようお母様と相談してテレビ台の配置などを工夫し、介入当初より筋力もついてきているご様子です。