脳性麻痺による四肢体幹機能障害(50代 男性)

状態
2歳の頃に頭部を打撲し水頭症の診断を受ける。 3歳時には、てんかん発作を起こすようになった。 養護学校高等部を卒業後からはずっと自立支援センターに通所していたが、ご両親も高齢になり日々の介助にも限界を感じ42歳の頃に施設入所する事となった。 10年以上施設生活を続けながらも、地域の中で在宅生活を実現する障害当事者の仲間たちとの出会いから刺激を受け、 自分も施設を出て暮らしたいという思いが強くなっていったそうです。

サポート
ヘルパーを使っての2泊3日宿泊体験を何度も繰り返しながら在宅移行の準備を進めていき、 宿泊体験の度に土屋訪問では夕方から夜間帯のケアで支援に入らせていただきました。 退所後は夜間帯のケアを中心に担わせて頂いております。

効果
施設では提供されるお食事にも様々な制限があったようですが、ご自宅ではお好きなものをお好きなタイミングで、 口いっぱい頬張って食べる事ができて幸せだと笑顔でよくお話下さいます。 施設での生活が長かった分、 まだまだ不安の多い在宅生活のようですが、安心してお過ごし頂けるようこれからも支援を続けて参ります。