グラミン銀行

バングラデシュのムハマド・ユヌス氏が創始した銀行。

グラミンはバングラデシュ語で「村」の意味。

貧困層に少額無担保融資をして貧しい人の貧困からの脱出を後援した。従来の銀行が、担保や信用履歴を融資の主判断基準とするのに対し、グラミン銀行はこの規定概念を崩した。担保のない人が信用に値しないということと、貧しい人が信用に値しないということは同等ではないこと、また貧しい人の直面している問題は貧しい人自身にあるのではなく、貧しい人たちの置かれた環境に寄与してしまうと指摘した。そして貧しい人に対する援助を雇用の機会の創出ということに視点を置かず、自己雇用も選択肢の一つだとインスパイアした。これにより貧しい人たちが自分自身で作り出す仕事を通して返済をしなくてはいけないという原動力がうまれ、銀行の成長とバングラデシュ経済の成長につながった。