スタッフ紹介 岡本 夢子

岡本 夢子


私が介護の資格を取ろうと思ったきっかけは、母の一言でした。「あんた、もしお母さんがおらんなったら、あんた大丈夫か?」その一言で、私は知らない間にまだ母親に心配をかけていると気がつきました。
その頃私は何の取り柄もなく、何か資格がある訳でもなく、ただパートで働いて子育てをしている毎日でした。

何か資格を取って親を安心させなければいけないと思い、いずれ必ずやってくる親の介護の為に、ヘルパーの資格を取ったのがきっかけです。
せっかく資格を取ったのだからと、思いきって介護の世界に飛び込みました。
最初は慣れないことばかりで戸惑いも多く、もう辞めようかと思うことばかりでした。
自分に合うのは一体何なのかと、施設形態もいろんなところを経験しました。
そんな中で、ALSの難病を抱えた利用者さんと出会い、重度訪問介護という言葉を初めて聞きました。
当時はサービス提供責任者をしていましたが、難病の方を担当した事がなく、そしてサービス提供責任者としても経験が浅く、何をどうしたらいいなかもわからないまま、毎日手探り状態でした。周りの先輩たちに聞いても「わからない」と言われ、1人で悩み失敗ばかりの毎日で、泣きながら訪問に行き、利用者さんのお宅の前で涙を拭き、また帰りの車の中で泣きながら帰るということが多々ありました。
また、喀痰吸引や経管栄養などの資格もまだ持っておらずで、事業所内にも資格を持っている人は極わずかでした。
その方の病状は少しずつ進行していき、呼吸器をつけると選択されたところで、事業所として入れる人がいないという理由で、他の事業所に引き継ぎをしなければ行けない事になりました。
毎日泣きながらも、自分の担当だから逃げ出してはいけないと思い毎日通い続けていたら、いつの間にか信頼関係ができていたようで、最後の日は一緒に泣いたのを覚えています。
支援を途中でやめなければいけなかったこと、会社の指示であったとはいえ、とても悔しかったです。

それから私は吸引や経管栄養の資格を取りましたが、なかなかそれを活かすことができる事業所はかなり少ないことを実感しました。
こちらのユースタイルラボラトリーでは、重度訪問を主にやっているようで、難病や障害のある方の受け入れをしており、自社で資格を取らせて頂けるシステムも整っています。
周りにはみんなが同じ資格を持っていて、困った時に相談できる人がいることは、とっても心強い事だと思い、こちらに入社を決めました。

入社後すぐ新人研修があり、少しハードではありましたが、先輩方や同期の方達もみんないい方で、同期の方達とは励まし合いながら楽しく過ごさせて頂いています。
本当に困っている人に、支援の手が届いて行くように、私も頑張っていきたいと思います。

ちなみに、写真右の猫は、仕事帰りに拾いました。左は保護猫です。
家に帰ると寄ってきます。
癒しです。


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