転職のきっかけ

松本 真理子



初めまして。
2024年3月1日入社、大阪事業所配属となりました松本真理子と申します。

大学卒業後はシステムエンジニアに従事し充実した毎日を過ごしておりましたが、子育てに専念するために退職。子供と向き合う充実した日々を過ごしておりました。
子供も手が離れてきたため社会復帰を考えていたところ保険の営業として働ける機会をいただきました。
人見知りで引っ込み思案な性格のため、営業なんてとてもじゃないけど無理だと思いながらも飛び込んだ世界。
初めて会うお客様に緊張しつつも、お話をする時間がとても楽しく「ありがとう」と言ってもらえることが本当に嬉しく、こんな自分でもお役に立てるのだとやりがいを感じました。
しかし、そこは営業の世界。日々数字を求められ、これは本当にお客様のためなのか?という疑問がどうしてもぬぐえませんでした。

その頃、知り合いの身内の方がALSに罹患されたとの話を聞きました。
まだ小さなお子様がいらっしゃる中での罹患。ご本人の病状も刻一刻と変わっていく中、日々の生活や子育ては待ったなしのため、ご家族だけでなく親族の方も協力して大変な日々を過ごしていると聞きました。
自分だったらどういう選択をするだろう、身近な人だったら?と、この時が障害のことについて深く考えるきっかけとなりました。
その頃から数字を求められる営業ではなく、もっと本当にお客様と向き合えるような仕事がしたいと思うようになり、転職活動を考えるようになりました。
以前から少し興味のあった福祉業界への転職を考えましたが、多くは施設での介護。
「もっと人と向き合いたい」と思っていた私とはギャップがありました。
そんな中、目に留まったのが訪問介護のお仕事でした。
未経験の私には、施設での介護が一般的であり、訪問で介護をするという考えがなかったので「こんな介護もあるんだ!」と新鮮でした。
さらに、障害のある方への訪問介護は全く聞いたこともない未知の世界でした。
ただ、ALSの知人の話を聞いていたこともあり、障害のある方への訪問は本当に必要な分野なのだと実感したこともあり、私も携わりたいと思い、無資格未経験ながら転職する決心をいたしました。
今まで全く福祉業界とは程遠い世界で過ごしてきましたが、思い返せば大学の卒業研究では「視線入力システム」を題材にしていたので、なるべくしてこの世界に導かれたのかなと思っています。

入社後の研修では、改めて命を守るとても大事なお仕事であると認識するとともに、自分に出来るのか不安が募りますが、一生懸命学び、「来てくれてありがとう」と言われるようなヘルパーとなりたいと思います。


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