京都営業所 橋村

橋村



転職のきっかけ
去年まで有料老人ホームで勤務しておりました。
たくさんの入居者様、たくさんのスタッフに囲まれて激務でもあり穏やかでもあり楽しくもあり、1日に何度も笑うことができ楽しく勤務することができました。

ある日の夜勤中に「ちょっといいですか?」と居室から手招きされ、なにかな?と居室へ伺うと「一回ゆっくり話してみたかったんや」と仰り、今までの会社経営のお話や経営の理念、こんな時はこうしたらいいよ等のアドバイス、上手くいったこと、やりたかったこと、これからのことを「子供にも話したことないけどな」と恥ずかしそうに笑いながら教えていただきました。
それからは、いつもなら忙しくただ通り過ぎるだけの廊下なども、気に留めて見るようになり、ふと気が付いたことがありました。密かに何気なくスタッフ(その時は私)の手伝いを何人かでしていただいていたのです。
「ほら、そっち拭いて、そっちも、これいつもそこに捨ててはる、戻って来はるで」とか言いながら。
皆様、成功をおさめられた方。そんな方々がわさわさと湯呑を集め、テーブルを拭いて下さり、それが終わると何食わぬ感じで座っておられました。
見ていたよとも聞こえていたよとも言えず、カウンターに集められている湯呑を見て「ありがとうございます、助かすかりました、ありがとうございます、助かすかりました」を連呼することしかできませんでした。
パラパラと「戻りますわ」と仰りながら居室へ戻られる際「やれることがあったら、やりまっさかいに言うてくださいな」「そうそう」「できることやしな」と皆様口々に仰りながら戻って行かれました。
支えているのではなく、支えられている……と身に染みて感じました。
日中帯はざわざわと忙しいのですが、夜間帯は比較的落ち着いている時間帯があり、その時間に多くの方が、「今までこんなことをしてたよ」と言うご自身の過去のお話をされることが多く、スケールが違うな…、聞いているだけで心と体に優しい会社だな…と思いながら感心しかない気持ちでお話を伺っておりました。
が、いろいろな方とお話した中で、やはり「家に帰りたい……」と会話の中や最後に仰られる場合が多く、確かに家族だけでは24時間の介護や見守りは難しく、仕方がない部分もあり家族にも気兼ねがない全くの自分の時間が必要な部分も理解でき、だからと言って慣れた自宅で気を遣わずに過ごしたい気持ちも理解でき……。
自宅でケアや見守りができる訪問介護は、どんな感じでそれぞれの方が過ごせるのかを知ってみたかったのが入社のきっかけです。


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