2024年1月1日付けで入社しました寺谷明子と申します。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。前職は介護とは全く異なる職種でしたので、今回初めて介護職に携わることになります。
私は、いわゆるヤングケアラーだったため、聴覚に障がいがありコミュニケーション手段が筆談のみである父親、体調面で浮き沈みのある母親とどのように意思疎通を図ればよいのかと、幼い頃から試行錯誤を重ねてきました。
前職在勤中に、両親が相次いで体調を崩してしまったのですが、今思えば当時の私は、仕事面や私生活ではいつも周りの皆さまに相談したり頼ったりできていたのに、親の介護に関しては「親の面倒は全部自分一人で見なければならないんだ」と思い込み、一人で全てを抱え込んでしまっていました。
しかし、その後、親身になって心配してくれる友人達や御近所の皆さま、夜中でも電話1本で駆けつけてくださるかかりつけ医院の看護師さん達に色々と助けていただき、「どんなことでも一人で抱え込まず、もっと周りに相談したり頼ったりしてもいいんだ」、「みんながお互いに支え合い、助け合って生きていけばいいんだ」ということに気づきました。
そしてこれらの経験をもとに、3年後の介護福祉士試験を目指して実務経験を積みたい、御利用者様や御家族様お一人お一人のお心に寄り添っていきたいと思い始め、重度訪問介護事業を展開するこの会社に入社することを決意しました。
入社して一番驚いたのは、研修体制が非常に整っており、人材育成にかなり力を入れている会社だということです。入社後1週間は様々な講義や技術研修等により仕事のノウハウを学び、その後、一人立ちするまで先輩スタッフの皆さんからマンツーマンで仕事を教えてもらえるのです。
もともと『すべての必要な人に、必要なケアを届ける』という企業理念に惹かれて入社したのですが、担当してくださった研修講師の方々や先輩スタッフの皆さんの『介護・福祉等の社会的課題を、私達みんなで力を合わせて、ソーシャルビジネスで解決していくんだ!!』という熱い想いをひしひしと感じて、入社前まで抱いていた不安はすぐに吹き飛び、重度訪問介護という仕事やこの会社にますます魅力を感じています。
これから『常に謙虚な姿勢を忘れないこと』『感謝の気持ちを、その都度具体的にお伝えてしていくこと』をモットーに、初心を忘れず、御利用者様や御家族様お一人お一人のお心に寄り添っていきたいと思います。