私は前職で保険の営業をしていた際に介護保険の案内をする時に現在の介護事情のデータなどに触れる機会があり、その時から介護とそれを仕事にすることへの関心がありました。
そして介護に惹かれたきっかけは、高齢の祖母に介護が必要となりました。
当時祖母はひとり暮らしだったので介護をするために引き取ろうかとも思ったのですが、いざ引き取っても自分の家に帰りたがり騒いでしまいそれもままならない状態でした。
このことから祖母の希望で自宅での介護をしていく事となりましたが私たちも仕事があるのでつきっきりで介護ができないのが現実でした。
どうしても独りにしてしまう時間帯もあり、介護をしている時よりもできない時の不安が大きかったのを今でも覚えています。
そのため介護認定などの手続きをするためにケアマネージャーを探すところからはじめ、介護認定を受けヘルパーが決まるまでの期間は合間をみては介護に通いました。おおよそ1ヶ月かかりましたが、ヘルパーが決まった時には本当に安心しました。
長期間介護をされている方から比べれば本当に短い期間ではありましたが介護をすることの大変さを身にしみて実感し、またその介護を助けていただいたヘルパーの方やそこに至るまでの手助けをしていただいたケアマネージャーの方には本当に感謝しました。
今回転職を考えた際に介護職を候補に入れたのは、この時の経験から介護で大変な思いをされている方たちがいるという一方、その負担を少しでも減らしていけることが出来る方たちもいるのだということを実感していました。
介護は確かに大変な仕事です、様々な障害や高齢者の方々のケアや日常生活のサポートをすることは体力的にも精神的にも負担がかかることがあります。
自分もそのような人たちの安心や生活の向上につながるようになりたいと思いました。
長時間の立ち仕事や重い物の移動、複数のタスクの同時処理など、様々な体力を必要とする場面もあります。
また、介護の現場では、利用者様の状態や気持ちの変化に対応することも求められます。
時には身体介護だけでなく、精神的なサポートやコミュニケーション能力も必要とされることもあります。
しかし、一方で介護の仕事には大きなやりがいもあります。
人々の生活の質を向上させる一翼を担いながら、地域社会に貢献することができます。
大変な仕事ではありますが自分の存在意義を感じられることができます。
また今後の日本において介護という仕事の需要はますます高まっていくと考えていますので将来的な安定性も踏まえて転職をしました。