私が介護の仕事に就いた訳

金山 翔


はじめまして!
6月1日から兵庫に所属になった金山翔と申します。
今回は私が介護の仕事に就いた経緯や転職についてお話出来ればと思います。
まず高校3年生の夏の時、就職か進学かを選択する時期に「これ以上勉強はしたくないな‥」「親にも負担がかかるし‥」といった理由で公務員の試験を受けることにしました。
「公務員になれば将来安泰だなぁ。」と軽く考えてはいましたが、元々勉強が出来るわけではなく受験勉強を真面目にしてきた訳でもなかったので、案の定試験には受かりませんでした。
その時には冬になっておりさすがに焦りましたが、やりたい仕事があるわけでもなかったので、進路指導の先生に相談をしにいきました。 その時に「君は性格が優しいから、その優しさが活かせる仕事に就きなさい。」と言われたのを今でもはっきりと覚えています。今思えばこれが人生のターニングポイントだったのかもしれません。
その後地元の特養に就職しましたが、介護の知識を全く知らない自分にとって最初の1,2ヶ月は地獄のようでした。
移乗や食事、入浴介助はもちろん、利用者の食事の位置や1人1人のADLも覚えなければいけず、毎日毎日先輩に迷惑を掛けてばかりでした。
さらにストレスや介護特有の臭いで食事が喉を通らず、1ヶ月で15kg痩せてしまいました。
最初は出来ないことばかりであまり仕事自体好きになれなかったですが、ある程度仕事を覚えて出来るようになった時に、利用者の方より感謝をされるのが段々嬉しくなり、気づけばこの仕事に就いて良かったと思うようになりました。
その後介護福祉士も取得し、中間管理職として働くようになった頃「このままでいいのかな」と将来に対して漠然とした不安を抱くようになりました。実際身体を何度も痛めたし、役職が上がっても給料はそんなに上がらない‥という事もあり、9年間勤めた特養を退職する事になりました。 その後は福祉用具の営業として、形は変わりましたが高齢者の方を支える仕事に就き、「あなたに任せて良かった」と感謝される事に喜びを感じていましたが、それと同時に自分の今までの知識や技術、介護福祉士の資格があまり活かせている訳でもない事に少しもやもやとしていました。
そんな時にケアマネージャーやご利用者のご家族より「今はコロナ禍の影響で在宅で生活するのが難しくなっている。」「本当は家で最後まで生活してほしいけど、色々な理由で施設に入所してもらわないといけない。」といった話をよく聞くようになりました。
その中で自分がもやもやとしていた事もあり転職を決意した時に、求人が出ていたのがESLでした。
6月に入社して研修が終わり、今3回程支援に入らせて頂いていますが、介護とは全然違う内容に四苦八苦しています。
ただ利用者の方より感謝されたり、笑顔が見られる度に「この仕事に就けて良かった。」と福祉の道に進ませてくれた進路指導の先生に感謝しています。
今後も色々な方の利用者の方の支援に入らせて頂くとは思いますが、「あなたが来てくれて良かった。」そう言ってもらえる人間になれるよう頑張りたいと思います。

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