実地研修を前に思う事

高岡 恵里


岡山事業所に11月入職になりました高岡です。
介護の経験はやっと三年経ちます。施設介護のみで在宅介護は初めての分野です。
介護職をしてみようと思ったのは、祖父の介護です。
ペースメーカーとストマをつけ、半身麻痺になった祖父を自宅で介護していた母をみて介護に興味をもちました。
なかなか自宅での介護が難しくなっていき、施設に入所したり、入退院を繰り返したりしましたが、自宅介護の時の祖父はよく笑いよく冗談を言っていました。
転職を考えた時に祖父の事を思い出し、介護の仕事をはじめたのが数年前になります。
最初の介護施設は祖父が入所していた施設でした。
祖父はストマを付けていた為、取り扱い方法を職員に教えていたそうです。
自宅で母と試行錯誤していた事を教えていたみたいです。
施設では手のかからない利用者だったみたいで、気をつかいながら生活していたのかもしれません。

介護の経験は短いですが、施設で働いていると、認知症でない方でも自宅で生活がしたいと言われるご利用者の方が多かったです。
病院よりもここがいいけど、家がやっぱり1番いいわ。家に帰ったらお爺さんが大変だから、私が我慢しないとね。仕方ないね。
と言われてたご利用者の方もいらっしゃいました。
施設では時間で全てが動きます。ご利用者の方の希望はほぼ通らない事が多いです。
在宅介護に興味はありましたが、初めての分野に行くにはかなりの力がいります。
施設と違い、ご自宅に伺う事は想像以上に大変な事がいっぱいあり、責任や介助の内容も濃いものだと思います。
知り合いや友人との繋がりで今回ずっと興味があった在宅介護が出来る事に頑張りたい気持ちと不安がありますが、統合課程や研修を通して、重度訪問介護がとても大切な事やご利用者様も介護者より不安な事を知ることが出来ました。
初めての喀痰吸引や胃瘻の介助は怖い気持ちがとても大きいです。
研修で介護を受けられている方のお話しを聞き、それ以上に介助をされるご利用者様が不安な事や介助者がいないと生活が難しい方が居られる事を知りました。
聞いた内容を忘れる事なく、毎日の実習や実地研修を頑張っていこうと思います。
全てを理解する事は難しいですが、出来るだけ相手の気持ちに寄り添い介助者として暮らしやすい環境に出来る様、先輩方を見ながら頑張っていきます。

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