今回は東海ブロックエリアマネージャーとして、土屋訪問介護事業所愛知と岐阜を統括している原田義雄さんのインタビューをお届けします。ユースタイルに入社する前に抱いていた葛藤や、その葛藤を乗り越えたマインドと行動の変化などについて話を聞きました!
土屋訪問介護事業所東海エリアマネージャー 原田義雄
介護の仕事を約4年経験し、2019年12月に非常勤として入社。約2か月後に正社員へと雇用形態を変えた後に、土屋訪問介護事業所甲府や松本の事業所運営に管理者として携わる。2022年6月からは、東海エリアの新規立ち上げマネージャーとして、愛知と岐阜の事業所運営を担当。
介護の道を一度閉ざした過去
前職では、高齢者向けの施設介護の運営の仕事をしていました。そこで様々な利用者さんと接する中で、自分の気持ちにひっかかるものがありました。
それは、「目の前の利用者さまの願いを叶えられていない」ということです。
利用者様と話をすると「○○がしたい」「家に帰りたい」と言ってはくれるものの、人手不足の中、とにかくやることを流れ作業のようにやらなければならない施設では、叶えることが難しいお願いでした。
施設介護の運営と自身の介護感との相違から生まれた葛藤が次第に大きくなっていき、一度介護の仕事から離れることにしました。
その後、2年弱は別の仕事をしていましたが、もう一度過去の自分のあきらめていた気持ちや、自分との向き合い方を変えたいと思っていたところ、たまたまユースタイルラボラトリー株式会社の求人を見つけて応募。最初は非常勤からのスタートでした。
「1対1の支援 重度訪問介護 夜勤」と聞いていたけども
ユースタイル以外の会社の施設も見学をして、最終的に「1対1での支援 重度訪問介護 夜勤」という点に惹かれて、ユースタイルに入社を決めました。
ところが当時最初に私に依頼があった現場は、夜勤ではなく日勤の勤務でした。
最初は聞いていた話と違うと憤りを感じましたが、この時に自分の中で火が付きました。
「夜勤現場がないなら自分でつくりに行こう」
過去の自分だったら、あきらめていたかもしれません。しかし、この時は半年から1年がんばってみようと、考え方を変えた瞬間でした。
マインドを変えたら行動が変わる
「夜勤現場をつくる」と決めてからは、利用者さま、周囲のスタッフに対してアンテナを張るようになりました。
相手が言っていることは本当にその人の本心なのか、もっと必要としていることがあるのではないか、と言葉の行間を読んで相手のニーズをくみ取ることを心がけていました。
すると、とある利用者様で一人暮らしを希望されている方がいらっしゃいました。会話の流れで、「一人暮らしをするのであれば夜のサポートは大丈夫?」と話をしたところ、「ぜひ助けてもらえるとありがたい」ということになり、夜勤に入らさせていただくことになりました。
この時に誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分で行動していくと変えていくことができるんだ、と実感しました。結果として、夜勤現場をつくることで「必要としている人に必要なケア」を届けることにつながったのでとてもうれしかったです。
何度でもチャレンジできる環境
土屋訪問介護事業所を運営するユースタイルラボラトリー株式会社は、変化と成長のスピードがものすごく早い会社です。私は、この波に乗って今まで多くのチャレンジができたと思っています。
とにかく、場数が多いんです。そして、この場数をたくさん経験したおかげで、自分の中でポジティブな変化がありました。
例えば昔は、人前で何か話すことが苦手でした。しかし、利用者さまとのやり取りや、研修の講師の仕事を通じて、臨機応変に対応することや自分の考えを言語化して伝え続けることを継続した結果、今は話すことが好きになりました。
まだ足りないところはありますが、「今日は何をはなそうかな、どんな切り口で話そうかな」と考えている時間が楽しいです。
実は、私自身はネガティブなんです。それもあって、話をする時はポジティブでいることを意識しています。この「ポジティブな言葉」を伝え続けることで、スタッフのモチベーションを維持することも今の私の役割です。
なので、スタッフの活躍を聞くととてもうれしいです。一方で本当はもっと近くでスタッフを支えたい時に、遠方という物理的距離が要因ですぐに必要な時に助けられない時は心苦しいです。この現状をどう解決するかは、今の課題でもあります。
変化することを楽しむ
究極ですが、「人はいずれ死ぬ」という事実から、後悔のない人生を送りたいと思っています。「人生、やりきった!」と思えるように、日々全力で取り組む姿勢を崩さないで、意識して行動していくことをこころがけています。
嫌なことや、どうしても乗り越えないといけないこと、あると思います。けれども、乗り越えた先には楽しみももちろんあるので、そんな未来を想像してワクワクしながら仕事ができるといいな、と思っています。
それと、会社を好きになる努力というのも大切だと思っています。会社のいいところを見つけて、足りないところは自分で行動して変えていく。チームメンバーにもこれは伝え続けています。
自分自身も変化することを楽しみながら、「全ての必要な人に必要なケアを」というビジョンの実現に向けて、これからも取り組んでいきます。