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よいヘルパー11

よいヘルパー11

田中春菜(兵庫エリア コーディネーター)



よいヘルパーとは?を題材に選んだが、うーん出てこない。なので今回はわたしが支援に入る時、とくにファースト訪問の時心がけていることを書こうと思います。

まず私は意図したわけでなく、偶然日本各地のピンチヒッターとして転々としています。
最近は岡山から兵庫(明石)に引っ越ししましたが、実家が滋賀にあるのでよく滋賀からがたんごとんと電車に揺られ小旅行かな、と思うくらい須磨あたりの海がある景色を愉しみながら支援の前後の移動時間をも楽しませてもらっています。コラムの内容が思いつくのもこの時間です。時間に少し余裕があるときはこおゆう「緊急性はさほど高くなく、でもあると助かる時間」をわざと選択するようにしています。後々必要な時間だったなと振り返り思います。あとはほんっとに仕事で忙しい時、休憩することが難しくても深呼吸を深くしたり、口笛を吹いたり、チャリンコ飛ばしながら歌うたったり、単細胞でいることに気を付けています!これに結構救われています。おすすめは口笛です。息を吐くからかな?失敗できない勝負時の前はだいたい口笛吹いてます(笑)

と話はずれましたが、転々としている私が現場に入るときに要求されるスキルは短い間で先方とラポールを築くことです。と、同時に共依存せず次に渡せる安心した環境づくりです。
この二つのバランスに気を付けています。田中春菜という個人を出しすぎず、会社の一員として会社に対して信頼していただくため(今後も土屋の支援を気持ちよく受けて頂くため)に言動ふるまいを気を付けています。
とはいえ利用者様はいろんな人がいて、ヘルパーもいろんな人がいて当然。むしろ「ヘルパーさんは個性を大事にしてほしい、自分なりの介護を見つけていってほしい」とよく自社のカレッジで開催している統合課程でこれから介護職につかれる受講者の方に個人の意見として伝えています。我々は在宅支援を行っています。利用者さんは緊急対応が充実している病院や施設ではなくて自宅を選択しておられます。日々恐怖心と戦っておられる人、多いと思います。でも、それでも、家がいいんです。住み慣れた地域で自分らしく過ごしたいんです。自立生活センターの自立支援プログラム内のピアカウンセリングのように、1対1の対等な環境で相手の感情の解放行うと「こうしたい、ああしたい」がひも解くようにでてきます。そんな方たちに寄り添い支援を行うのが私たちの役目です。だからこそ介護する側もフラットにあなたらしく個性大事に、利用者様と同様あたな自身も大切に仕事を楽しんでほしいと思っています。

そんなスタッフを一人でも多く増やし現場を安定させること=スタッフや利用者さんの不安を取り除くことが今の私の使命だと思っています。隠し事はなし、どんな相手だろうが誠心誠意、愛をもって相手と向き合うことを体現して教えて下さったのは現在お世話になっている兵庫の吉田エリアマネージャーです。入社当時からお世話になっていて、よく褒め必要な時はしっかり叱ってくれます。相談よくするし、冗談も言い合います。どんな時でも笑顔を忘れず全うされているお姿には離れていても近くにいてもいつも勇気をもらいます。
直行直帰での業務は時に孤独や不安をもたらします。そんな現場でわたしが大切にしていることは

1、発言する前にまず想像

です。初支援に入るとわからないことだらけです。どれだけ現場数が多くても介護経験があってもその現場に関してはまったくの未経験で毎度ゼロからのスタートで、ものすごく緊張します。ちなみに私は超ド級あがり症で毎回実地研修は手が震えるし、頭がまっしろになりますというお恥ずかしいお話はおいおいて、、
だからこそ、コーディネーターさん(各現場リーダー)さんが親切に現場の特徴だとか道とか(ここ重要!!)事前に教えてくださるとめちゃめちゃ安心します、、(いつもありがとう全国のCDさん)
いざ現場に入ると覚えることは沢山あるし、同行支援をスマートにするため”積極的に”をキーワードに動きはしますが、度を越えないようにブレーキをかけます。
「相手がいまなにを思っているか、どうしてほしいか」を考える時間をつくりながら、急ぐ気持ちを抑え慎重にゆっくり行います。
ちなみに私はなんでもいきすぎる性格で突進してしまいがちなので、京都時代の新米コーディネーターのときは「ちょいまて」とよく上司に言われていました  苦汗
当時は電話対応なんてできるはずがなく、緊張しすぎているので言われた内容覚えられず(メモもとってるはずなのに、、)よくよく上司には迷惑をおかけしてました苦笑 話を戻します。「相手がいまなにを思っているか、どうしてほしいか」という相手のその奥を想像します。ニコニコしてはいるけど、「大丈夫」と言葉では言っているけど、実はすごく疲れてでも気を使っておられるかもしれない。大概そうです。注目するところは相手の顔だけでありません。部屋、空気、、あらゆるところにヒントは隠されています
3つ聞きたいことがあればまず、ひとつも欲しがらずじっとその場を読み取る。。声なき声に耳を傾けてみましょう。そして行動に移す選択をしたなら、はっきりと気持ちよくわからないことを正直に素直に聞きます。
2つ聞いてあと1つ聞きたいことがあるとします。残りの1つを聞いてもいいんですが、最初に書いた「緊急性はさほど高くなく、でもあったら助かるコト」をわざと選択することもあります。空間から察したヒントを元に、コミュニケーションというボールを投げかける。雑談こそそのご家庭の背景が見えてきたりするものです。そして空気になることを選択すること。これ個人的にめちゃ大事にしています。だって私が利用者サイドだったらメチャキィツカイマスモン、長時間知らない人が家にいると。利用者さんも利用者家族さんも安心して家族団らんの時間を過ごせること。その延長線上で家族介護があるということ。これを大事に空気になってその場にいないようで、でも実際いないと困る存在になるコトを意識して出来るだけ気を使わせないように且つ信頼して頂けるように、柔軟に支援することを心がけています。

2、さわやかな挨拶
こちらは共に頑張る仲間から教えてくださった言葉なのですが、すごく気に入っているのでこちらでご紹介させて頂きます。
みなさん挨拶はしていますか?そんなの社会人の常識でしょ?しているに決まってるやん。と皆さん思われるかもしれない。
ではもう一度お聞きします。「みなさんさわやかな挨拶はしていますか?」…どうだろう。ちなみにさわやかとジャッチするのは相手側です。
毎日どんなときもさわやかだと思われるような挨拶をしているだろうか。私はこの言葉を教えてもらった時、「う~ん、まぁまぁ出来てるかな」と思ったのは束の間、慣れない業務に追われマインドセットする間もなく限界に陥っていた時まるでさわやかな挨拶は出来ていなかった。外ではそのような顔はするが、チームには出来ていなかった。チームだからこそできなかった。甘えが出た。自分が引っ張らなくてはと気持ちとは裏腹にどんどん孤独になっていった。結果チームを置き去りにしていた。気を付けてはいたが体力も限界で、そうせざる終えなかった自分の現地点を確認できた。その時のチームには本当に申し訳なく思う。ごめんなさい。でもそんな過去があったからこそ今頑張れている当時の仲間に感謝を届けたい。ありがとう。大事なチームを二度と失わないよういつでもさわやかに挨拶できるよう、いまもこれからも日々の自分のけあを気を付けたい。自分のけあは相手のけあに必ずつながる。

3、引き継ぐスタッフへの細やかなケア
現場をまず知ると新人だがこれから長く入ってもらうための非常勤スタッフ(常勤スタッフも)への同行が間もなく始まる。
新しく入るヒトへの指導もそうだが、今まで引継ぎがうまくいかなくよくわからないまま支援に入らされてる(と思っている)その現場では大せんぱいにあたる常勤非常勤スタッフさんたちのケア(ヒアリング、メンタリング)からはじまる。今、この現場ではなにが起こっていて、なにを改善していく必要があるかが見えてくる。マネージャー、コーディネーターからある程度話は事前に聞きますが、やはり現場スタッフの生の声がが1番迫力があり現実味があります。もちろん利用者さんの生の声も聴きます。全方向の”声”を聞き、焦らず一旦持ち帰ります。そこからは一人で解決しないよう、必要なことは必ずホウレンソウし仲間と一緒に問題解決行います。自分がリーダーのときは、スピーディだけど確かな決断力を日々実践しながら失敗しながらですが身に着けていっています。ポジションによって要されるスキルは違ってきます。なので「今自分はどこにいるのか」「何を必要とされているのか」いつも考え、いつでもどんな時も誰もが必要な人間力を仕事を通じて養います。苦手な仕事も人間力に繋がると思うと、なんでも前向きにすることができます。
とはいえ、簡単にはいかないことがほとんどで、無理難題が毎日のように伸し掛かってきます。そんな時こそ実際会ってコミュニケーションをしっかりとる。しっかり謝る。しっかり感謝を伝える。少しでも三方が「良し」と思う方向へもっていき引継ぎを行います。
そもそもソーシャルビジネスをしている当社と地域密着型の他事業者さんとは動き方が変わってきます。共に長く気持ちよく歩んでいくために利用者さんへもスタッフにも土屋のビジョンやミッションを最初にお伝え共有していただくとこが前提だと感じています。その後継続されたスタッフへのケア、なのですが、なんでも自分で仕事をもつのでなく、誰かに仕事を任していくことを気をつけています。

あとは、しんどくなったらシンプルになることを心がけています。
いいんですよ、そのがっちりつかんでるもの全部やめちゃいましょう。
しっかり食べて、寝て、身体が資本。小さなことに感謝し、明日というまた別の日をいきましょう。

各地域で頑張っているヘルパーさん
あなたたちがいなくてはうちの会社は成り立ちません。感情労働の場で孤独に強く生き抜いていらっしゃる姿に最大の敬意と尊敬の意を表し、
これからも、”あなたらしく”介護を続けていってください。あなたの頑張りは必ず利用者さんに伝わっています。そして気づかぬ間にあなたの内部がさらに磨かれ、その様子は表情へと出てきます。そんなあなたの顔を見て、元気や勇気をもらっている人は私を含め少なくありません。あなたに救われています。共にガンバリマショウ。

 
田中春菜プロフィール

平成2年3月生まれ29歳 三人姉妹の真ん中 京都出身滋賀育ち
  2012年京都造形芸術大学卒業後は就職せず放浪。とりあえず初めた夜勤の工場勤務では体力勝負の男性社会。そんな中繊細さが必要とされるガス溶接や最終重要検査等行いチームのサブリーダーを任される。2015年友人の「あなたには介護があうとおもう」の一言で未経験で介護の世界に飛び込む。高齢者施設にて慈悲の精神を育む。レクリレーション介護士2級、介護福祉士等取得。2018年7月ユースタイルラボラトリー入社。現場スタッフを経て全国各地で支援並びにコーディネート、マネジメントを担う。現在は兵庫でワーク中。ライフワークとしてやってきた舞台やモデル、路上スケッチ、老人ホームで似顔絵、パフォーマンス、コンテンポラリーダンス、コーチングでの経験を生かし、リラックスマインドを大切にしながら、自らを「解放」し「潜在的に眠っている才能」を目覚めさせ「生きやすさ」に繋がり「在り方」を見直すきっかけとなるよう、共に成長し続けるチーム作りに貢献したい。