『魔法の言葉ありがとう』

前野 精也



私が重度訪問介護の世界に入ったきっかけは友人の紹介でした。高校卒業後すぐに介護月有料老人ホームで働いて介護の経験はありましたが、重度訪問介護の世界に飛び込み施設との違いに驚きの連続でした。
少数で数十人の利用者様との支援やレクリエーションしたり過ごすのも好きなのですが、一人一人の利用者様との絆を深められる支援スタイルにとても魅力を感じました。

新規の現場でミスが多くご家族にいろいろ言われ落ち込むこともありましたが、めげずに支援を続けていると『毎度あなたが来てくれて助かっています。ありがとうございます。』と言われ頑張って良かったなと思いました。

他の利用者様とのエピソードで、ある日上司から『相談員さんと電話する機会があって、「あなたが支援に入ってから、ご本人以前よりよく喋ったり表情が明るくなりました。ありがとうございます。」って言っていました。』

以前支援中に…相談員の方が訪問して様子をお伺いしていた日があり、まさか感謝の言葉を頂けると思っていなかったですし、普段コミュニケーションを大事にし天気の話など小さな話から明るいニュースなどとにかく積極的にお話をするよう心がけていたのが良かったのかなと思いました。
見ている人はしっかり見ているのだなとしみじみ感じました。

普段の生活で、ありがとうは何気ない些細な言葉でとらえていましたが、支援に入って利用者様やご家族から言われると胸いっぱいになり『もっともっと言われるように頑張ろう』そう思わせてくれる魔法の言葉でした。
ありがとうの積み重ねが利用者様ご家族との信頼になり得るのだなと改めて感じた瞬間でした。
利用者様の知り合いが知り合いに伝わり大きな輪になって重度訪問という支援の形ににどんどん周りから世の中に広がれば言いなと思います。
今現在コーディネーターになったばかりでまだまだ未熟ですがたくさんの経験積んで仲間や上司と助け合い支援できればなとおもいます。



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