2022年2月、ユースタイルラボラトリー株式会社は10周年を迎えることができました!
あと1か月ほどで10周年yearを終えようとしていますが、この10年という節目の年を迎えることができたことは感慨深いものがあります。
「10周年を迎えられる会社が何パーセントあるか?」
まだ全事業部で社員が20名程度だったころのミーティングでのお話し。当時の私はそんなことを考えたことも無かったので、それが5%以下という数字を聞いて非常に驚きました。10年を迎えた会社はそのあと長生きする。まずは10年を目指そうと社長からお話があったのを覚えています。
10年なんて全然すぐに行けちゃいそうだと思いながら働いていましたが、やはり10周年には大きな壁が立ちはだかっていました。
そこを皆で乗り越え、10周年を迎えたとき、10年生き延びたらそのあと長生きという言葉がぴったりはまったような感覚がありました。
この先もきっと会社にとって乗り越えなければいけない壁が嫌でも訪れるんだと思います。それを一緒に乗り越えられる仲間が増え、ちょっとやそっとのことでは倒れない会社になったのではないかと思います。
ここからは、荒波に打ち勝つ強さだけではなく、繊細さがもっと必要なのかもしれないと思っています。
重度訪問介護というお仕事は、24時間365日重度の障害をお持ちの利用者様やご家族様の生活を支えていくとても大事なお仕事です。とても大事でやりがいのあるお仕事ではありますが、同時に働いてくれるケアスタッフを24時間365日心のどこかで拘束してしまう側面があります。
利用者様の命に関わることだから、自分が休みの日でも病欠者が出たら代わりに支援に行かなくてはいけません。特にコロナの時代になってからはイレギュラー対応が標準になってしまっているような状態。このお仕事が大好きでも、その負担はとても大きいと思います。
私自身、遅ればせながら数年前に家庭を持ったことで、その大変さの側面に気付きました。
もちろん、イレギュラー対応をゼロにすることはできないし、利用者様を1人にすることもできない。
スタッフの優しさややりがいの元に成り立っている部分は、メスを入れるには難易度がとても高く、どうしたらいいのか答えは見つかっていません。
私個人としては、利用者様のことをこれだけ大事に思ってくださる皆さんが自分のことも利用者様と同じだけ大事にしながら仕事ができる環境を作っていけたらいいなと思っています。
「必要な人に必要なケアを届けること」と「利用者様と同じだけ自分を大事にすること」の両立は難易度が高い課題であります。
そういった繊細で難しい部分に目を向け、解決に向け行動に移せる2023年にしていきたいと思っています。