手術を経て、今年の目標。

及川 雄三


このコラムを書いているちょうど1年前に、人生で初めてとなる大きな手術を経験しました。
朝に目が覚めていつものようにスマートフォンを操作していると、上手く操作ができない。まだ寝ぼけているのかと思いましたが、歯磨きを行う事も上手くできず何かおかしいと感じました。もしかしたらと思い、片目ずつ目をつむり人差し指が見える範囲を確認してみました。そうすると視野が欠けてしまっている所がある事に気付きました。
急いで病院で診てもらうと脳梗塞という診断でした。幸い治療までが早かったため後遺症などはありませんでした。ただ年齢も若いため脳梗塞となるのは非常に珍しい。今回の脳梗塞の原因がわからないとなり、より大きな病院で検査を受ける事となりました。
幾度かの検査を行い、心臓に穴がある事がわかりました。その穴を血栓が通過してしまった事で脳梗塞となったと診断が出され、手術のため入院する事となりました。
入院中は看護学生の方が研修で付く事となり、手術に向けて私が不安にならないように色々と気を遣って頂きました。
手術が無事に終わり目が覚めると、呼吸器や医療機器に繋がれていました。そこで初めて気管からの吸引を経験しました。吸引された瞬間に苦しさから全身に力が入り硬直してしまうような感覚がありました。
重度訪問介護に携わる中で、利用者様に吸引を行う事があります。その時は利用者側にとってこんなにも負担のある行為だとはまったく思いませんでした。

ユースタイルラボラトリーでは、未経験から支援に携わるスタッフが多くいます。スタッフが安全に負担少なく医療行為ができるように、研修などで私の経験を話していきたいと思います。
今年は手術後のリハビリなどもあり、思うように動けない1年となりました。
家族やスタッフに支えてもらう、助けてもらう1年でした。来年は私が周りの人を助けられるよう、まずは健康管理。事業所でミーティングを行い、来年挑戦することとして、20kgの減量を宣言しました。また1年後にコラムを書く際に良い結果を報告できればと思います。
目指せ80kg!

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