介護職に就いた理由

佐野 優香


はじめまして。2023年5月に横浜事業所に入社いたしました佐野優香と申します。
介護は全くの未経験ですが初任者研修の資格は持っております。
ですがこの資格は介護職に就きたくてとった資格ではありません。
2022年の夏に介護職員初任者研修の受講を申し込んだ時、私は介護職に就く気は全くありませんでした。
なぜなら初任者研修の受講を決めた理由が「身内の介護の役に立てたかったから」です。

私の父は肝臓がんで亡くなりました。父が末期症状に苦しんでいる時、私は何一つできずに日に日にやせ細っていく父とその介護に疲れていく母を見ている事しかできませんでした。
どのように手を出していいかもわからず、どんな言葉をかけていいかもわかりませんでした。
介護で夜もろくに眠れない母は見る見る間に弱っていき、このままじゃ母まで倒れてしまうのではないかと大変心配でした。
私にもっと介護の知識や経験があれば…と思っているうちにあっという間に父は亡くなりました。
そして一人残された母も高齢になってきました。
今度こそ私が、後悔の無いように。そう思い少しでも知識や技術を身につけたいと思い、と初任者研修の受講を決めました。
「介護職につきたい!」や、まして「介護職について少しでも人の役に立ちたい!」など全く考えていませんでした。

そんな私でしたが初任者研修の受講を重ねるうちに少しずつ考えが変わってきました。
講師の先生方の実体験や知り合いの方のお話を聞くうちに少しずつですが介護職というものに興味がわいてきました。
先生方は皆さん言い方は違えど、とても楽しい仕事だとお話ししてくださいました。
もちろん厳しい事も、辛い事もあるけどそれ以上にやりがいのあるお仕事なんだ、とも。
そんな言葉を聞いているうちに私も介護職についてみたい、と思うようになってきました。
介護なんて私にできるのか、チャレンジだけでもしてみよう、その二つの気持ちの間で一歩を踏み出せずにいました。
それでもこの度の引っ越しを機に思い切ってチャレンジしてみることに決めました。
まだまだ不安な気持ちが消えませんが、それでもチャレンジすると決めた以上、精一杯頑張っていきたいと思っております。
宜しくお願い致します。


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