9年前、3人の子供達と共に関東から奈良へ移住。
2024年1月より入社いたしました。
奈良事業所に所属しております「星 弘恵」と申します。
ひとりで子供達を一人前に育てるには、それなりの収入が見込める、トラックの運転手になるしかないと思い、周りの心配をよそに意気衝天。免許を取得し、大型トラック、ダンプカー、バキューム、フォークリフトや、少し技術を必要とするアームロールなどにも挑戦をし、車両の運転、操作をしておりました。勿論ですが、女性だからという特別扱いは無く、厳しくご指導していただき、男性社会の中、女ひとり、奮闘の日々を過ごしてきました。
とにかく何事も無く無事に仕事を終える。
運転中の少しの気の緩みが大事故に繋がるという緊張の連続の日々。
台風や強風の日の運転は、手が硬直する位力いっぱいハンドルを握り、雨の日は全身泥まみれになりながらの作業。
採石場のある急斜面で片側絶壁、落ちたら終わりというような斜面を、雨でタイヤが滑り登れない時でも、それでも登れと怒鳴られ、震えながらバックで下り、アクセル全開で何度も何度も登れるまで。
弱音や諦めは許されず、時には命がけ。
多々怖い経験もありました。
そんな具合で必死に仕事に打ち込み、あっという間に時が過ぎ、気付けば50代。
子供も次々と手が離れていき、自分自身と向き合う時間が増えました。
本当にやりたい事は何だろう…と、自分の心の声に耳を傾けながら「これからをどう生きるか」をテーマに自問自答しておりました。
子供達にやりたい事をやらせてあげられる親でありたいとの思いで始めた運転の仕事は、3年目には慣れ、周りの運転手同等の仕事をこなせる様になりました。
しかし、どうしてもやり甲斐を感じることが出来なかったのです。
多くの求人に目を通していく中で「すべての必要な人に必要なケアを届ける」という言葉に興味を持ち、会社の情報を拝見して行く中で、未経験から始められた方が多くおられることに驚き、このような私でも、少しでも社会に貢献できるかな…どなたかのお役に立てるかな…と、転職に慎重になっていた気持ちが奮い立ち、入社させていただきました。
研修では、これまで考えたことが無かった事を考えたり、自分と深く向き合い、客観的に自分自身を見つめることが出来たりと、とても学びのある貴重な素晴らしい時間、経験となりました。
そして、なにより、ご挨拶いただいた先輩方が、楽しくお仕事をされていることに感動いたしました。
このような素晴らしい環境の中で、チャレンジ出来るチャンスをいただけた事に、とても感謝しています。
沢山の出会いや経験を全て吸収し、研修で学んだ事を日々振り返りながら、1歩づつ「笑顔で楽しく」をモットーに頑張って行きたいと思っております。
よろしくお願い致します。