ニュース&ブログ

新型コロナウィルスと私たち 価値観の違いを受け入れ、楽しもう

新型コロナウィルスと私たち 価値観の違いを受け入れ、楽しもう

佐藤大樹



2019年12月、中国・武漢で初の新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、とてつもないスピードで世界中に感染が広がっている。
私達の生活に多大な影響を及ぼしている新型コロナウイルスだが、その影響は家庭にも及んでおり、[コロナ離婚]という言葉が最近になり話題となっている。外出自粛による在宅勤務が広まり、今まで以上に家族で過ごす時間が長くなることによるストレスが夫婦間で生じることが今、増えているようだ。

このコロナウイルスの影響による夫婦関係の悪化の事例がネット等でいくつが既に挙がっているが、どれも共通していることがある。それは[価値観の相違]が夫婦関係の悪化を生じさせているということだ。言い換えると[私の当たり前]と[あなたの当たり前]の衝突とも言える。
その衝突の内容は感染防止の意識の違いであったり、家事全般についてであったり、物の配置、声の大きさ等々多岐に渡るが、いずれも今までたいして気にならなかったことや必要の無かったことが、コロナウイルスによる生活環境の変化が原因で価値観の相違が浮き彫りになり、その結果により生じる衝突である。そしてこの衝突が離婚問題にまで発展してしまうというのだ。

[価値観の違いを受け入れ、楽しもう]といったフレーズは、新入社員向けの研修やセミナー等で耳が痛くなるほどよく聞くが、今回のコロナウイルスのように社会的に動揺する事態が生じると、ほとんどの人は他者、そして身近な人との価値観の違いさえ、受け入れる余裕など無くなってしまうことをこの[コロナ離婚問題]は世間に伝えている。

さて、話しは変わり、私達が従事する重度訪問介護という仕事は、長時間利用者様のお宅にお邪魔するため、沢山の利用者様にとっての[当たり前]=[価値観]に自然と触れ合うことができる。
ヘルパーと利用者同士、お互いに試行錯誤しながらも支援を通して理解し、受け入れ、寄り添い支援をしている。
そして今この状況の中でも可能な限り変わらない支援を続けている。

何が言いたいかというと、この仕事に従事する人は皆、[コロナ離婚問題]とは無縁であるということである。
私はこの仕事に従事する人は誰よりも身近な人の価値観に寄り添うことができる人だと考えている。そしてそれがこの仕事の価値、やりがいであり、この状況下だからこそ、身近な人を大切にできる集団だと信じている。