世界を変える仕事を

小松 大和


自分は今まで会計士を目指し、試験のために勉強をしてきました。会計士を目指し始めたのは、大学在学期間中でした。小さい頃から仮面ライダーに憧れていた自分は、何か人の助けになる仕事がしたいと思っていました。大学の世界経済の講義で、貧困問題を知り、今の資本主に経済では主要ファクターとなって世界経済を回しているのは国ではなく企業だと思いました。では、貧困をなくす、貧困で困っている人たちを助けるためには、企業やそれを取り巻く経済のことを知らなければいけない。自分は何事も「一番」のものにしか目がいかない性格のため、日本で「一番」企業や経済のことを知れるものはなんだろうと考えたところ、会計士しかないと思いました。
 思い立って、実行してみたはいいのですが、やはり三大国家資格のため、「全然合格することができないな、でも諦めたくはない」を繰り返すこと5年目になってしまいました。
年齢も気づいたら25になり、このまま社会経験の無いまま過ごしていていいのだろうか。
自分の進路も悩んでいたところ、バイトの求人でユースタイルラボラトリーを見つけました。
面接の後、非常勤採用の知らせをいただき、統合研修では衝撃を受けました。
自分は見ようともしていなかっただけで、障害を持つ方が自由に暮らせるような社会にはまだなっていないということに気づきました。そして、なぜ自分がそのようなことから自然と目を逸らしてしまっていたのか考えたところ、気づいていなかった身勝手な優生思想があることに気づきました。この瞬間、自分の倫理が全くもって未完成で未熟なものだということにも気付かされました。それと同時に、世界に目を向ける前にここにも人の手助けができる仕事があることに気づきました。
直接的に利用者さんの手助けになれることももちろん働きがいを感じますし、手助けしているという実感を得やすいのですが、重度訪問介護という制度が、社会を変えようとする制度であることに気がつきました。重度訪問介護がなければ、障害のある方が手助けを必要とする場合、生活をする場所は施設です。 しかし、そこに自分の家で生活することができるという選択肢があれば、助かる人は大勢いるということに気づきました。つまりこの制度があることで、社会が変わるということです。まさにユースタイルラボラトリーでできる仕事が今まで自分がやりたかった、「人を助ける、社会を変える仕事」であることに気づきました。そこで、会計士を諦めて、貧困問題を見ていなかったことにするのではなく、一度この業界で、介護で人の手助けをしたいと思うようになりました。この仕事をする中で、自分の未熟さに気づけたように、その先に見えるものはまた違ってくるのではないかと思い、常勤として働くことを決意しました。 実際に働いてみて、やはりダイレクトに手助けをしている感覚を味わえますし、これからできることが増えればより多くの人の手助けができたり、社会がより良いものにする手助けができる実感があります。
このような実感のある仕事ができるのはユースタイルラボラトリーだけだと思います。

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