土屋人日記 捉え方を変えて

渡邊 知朗



新型肺炎の感染拡大に伴い、3月2日~、学校が臨時休校になり、さらには休校期間が5月まで延期されました。今の世の現状を考えれば当たり前のことですし、おそらく、さらに延びるであろうことが容易に想像がつきます。

さて、最近の我が家ですが、毎週土日に野球に行っていた長男も、4月から同じチームで野球をする予定だった次男も、当然学校が休みですから野球も休みです。平日も自宅にいるという選択肢しかない現状、TVやDVD鑑賞、コンピューターゲームなどに過ごし方が偏ってきているように感じます。まだまだ、自主的に勉強をしていこうという年齢でもないですし、宿題そこそこに自分のしたいことで遊ぶ、それでも行動が制限される毎日にストレスが溜まってきているであろう様子が感じ取れます。(奥様はさらにでしょうが・・・。)

何か、子どもたちにとって良い刺激になるものはないか、と自分の小学生時代を振り返り・・・ドンジャラと人生ゲーム、15パズルなどのテーブルゲームを大人買いしてみました。さて、今どきの小学生に通用するかどうか。蓋を開け、一緒に説明書を読み(というか読ませ)ゲームを始める準備をします。おっ、つかみは上々じゃないか。興味のある事だと子どもは普段からは考えられないような努力をします。そこにあるのは国語の教科書を嫌々朗読する長男の姿ではなく、初めてヒットを打った時のことを嬉しそうに話す嬉々とした長男の姿。一度目は、説明書を確認しながらゲームを進めていき、二度目からが本番。以降、ゲームが終了するごとに「もう一回、もう一回」の嵐。かなりドはまりしたようです。気が付けば、日曜日、一日中、相手にされていました。ちなみに、長男のお気に入りはドンジャラ、次男のお気に入りは人生ゲーム。長男は戦略を練り、いかに上がるか、人に上がられないかを考えながら進めていく事が、次男はまだ理論的な思考は難しいようでルーレットの運次第で自分も勝つことができる事が、たまらなく楽しいようです。いつまで我が家ブームが続くのかはわかりませんが過ごし方の選択肢が増えたことはとても良いことかと思います。このままの勢いで徹夜で麻雀、なんてことにならなければ良いですが・・・。

外出ができないことは不自由な事も多いですが、捉え方を変えて、今まではあまりやってこなかった自宅でできる事、楽しめることを考え、子どもたちと取り組んでみようと思いました。

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