大手企業の営業マンからユースタイルへ 愛知に移住したマネージャーが「ケアワーカーが誇りをもって働ける世界」をつくる

今日は土屋訪問介護事業所 愛知のサービスマネージャー西川さんのインタビューをお届けします。「ケアワーカーの社会的地位向上」に取り組みたいと思ったきっかけや、愛知事業所の雰囲気など、話を聞きました!

プロフィール
土屋訪問介護事業所愛知 サービスマネージャー 西川陽
約13年の営業経験を経て、2021年12月に立ち上げマネージャーとして入社。最初の半年間は東京で利用者様の支援に入りながら、実務者研修の受講やコーディネーター、マネージャー業務等の新規事業所を立ち上げる際に必要な業務を一通り学ぶ。2022年6月からは土屋訪問介護事業所愛知のサービスマネージャー・管理者として日々奮闘しています。

 

介護ソフトの営業マンの時に感じた違和感

前職では約7年間介護業界で経営支援サービスソフトや人材の営業をしていました。当時は営業相手が事業所の管理者やサービス責任者の方々だったのですが、営業活動をする中でとても衝撃的なことがありました。

それは、多くの介護事業所の方が「介護の仕事は世の中で必要とされていない」「介護の仕事は誰にでもできるんだ」と介護の仕事に誇りを持てていなかったことです。

「そんなことないですよ」と全力で言っても「西川さんは営業マンだからね」と言われた時に、歯がゆい気持ちになりました。介護は多くの人から必要とされていて、尊い仕事であるのにも関わらず、誇りを持って働けなていない人が多いこの状況をなんとかできないかと、もやもやとした気持ちを抱えていました。

そんな時、たまたまユースタイルラボラトリー株式会社の求人を見つけました。ウェブサイトやYouYubeの動画を見て、「ケアワーカーの社会的地位向上に取り組んでいます」という記載がありました。この会社ならば、何か変えられるかもしれないと直感で、求人に応募。

面接では、介護事業部長の中原さんに熱い想いをぶつけてとても盛り上がったことを今でも覚えています。こうして新規事業所の立ち上げマネージャーとして、2021年12月に入社しました。

 

利用者様と過ごす時間がとっても楽しい!

私は利用者様と過ごす時間が好きなんです。

他の事業所が短時間の支援となってしまう中、土屋では重度訪問介護の枠を使えるので、長時間の支援ができます。そうすると外出支援が実現します。

外出支援の時は、利用者様がワクワクしているのがすごく伝わってくるんです。一緒に外食に行ったり、映画館に行くこともあります。その前後の他愛のない会話だったり、私は愛知に来てから日が浅いので愛知のことをたくさん教えていただいたり。

このように利用者様と関係を築きながら、平和な日常を過ごすお手伝いをしています。

 

事業所のスローガンは「ふらっと愛知」

「ケアワーカーが誇りを持って働ける世界」の実現のために、まずは自分の周りのスタッフからはじめようと思い、日々の業務に取り組んでいます。

事業所を立ち上げた初期の頃、スタッフ総勢6名と一緒に愛知事業所のスローガンを考えました。

そのスローガンが「ふらっと愛知」です!「ふらっと愛知」にはコンセプトが二つあります。

一つ目は、性別・年齢・キャリア・入社時期・国籍に関わらず、フラットな関係を築くことです。フラットな関係を保ちながらお互いに意見を伝えたり、応援しあう文化を作っています。

二つ目は、愛知事業所がスタッフにとって「ふらっと」立ち寄れる場であってほしいということです。社会人として仕事をしていると、どうしても大変なことや辛いことに遭遇します。特に、訪問介護は自宅と利用者様のご自宅への直行直帰であることがほとんどなので、スタッフ同士で気軽に話す機会が少ないです。

そこで、支援後でも休日でも特に用事がなくても「ふらっと立ち寄って下さいね」、とスタッフ全員に伝えています。実際に、「ふらっと」来てくれるスタッフもたくさんいるので、とてもうれしいですね。

 

他の訪問介護事業所からも頼られる存在に

実は、入社してから一番の踏ん張り時が今なのかなと思っています。おかげ様で、オープンして約半年でスタッフは40名を超え、利用者様は30名ほどの規模に。

しかし、まだまだケアを必要としている人がたくさんいることを日々痛感しています。最近は、他の訪問介護事業所からも連絡をもらい、支援に入ることができないか相談を受けることもあります。

この現状を何とかするためには、もっと多くの方に重度訪問介護を知ってもらい、仲間になってもらう必要があります。

 

一緒に全ての必要な人に必要なケアを届けませんか?

行きつけのバーのマスターが、元ヘルパーで仕事の話をすることがあります。
マスターには、よく「楽しそうに仕事しているね」と言われます。周りのスタッフもみんな協力的であたたかい人ばかりなので、本当に感謝しています。

ゆくゆくはより広範囲のエリアを担当しつつ、ケアワーカーが周りから「介護の仕事っていいね」と言ってもらえるように、介護業界全体が一丸となって輝けるプロジェクトにもなんらかの形で取り組んでみたいです。

私も介護の仕事は未経験からはじめたので、不安な気持ちはとてもわかります。
未経験でも経験者でも、この仕事に興味を持った方と不安と緊張をまるごと共有して、一緒に一歩前に踏み出せるとうれしいです。

ぜひ一緒に、私たちのケアを待っている人にケアを届けに行きましょう。

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