マネージャーのお仕事で困ったこと

オリエンテーション

高松事業所 片岡 大介



   高松事業所のサービスマネージャーを拝命して約8ヶ月が過ぎました。色々な難題に対峙してきましたが、特に困ったと感じたのは人間関係です。
 私は元々、人見知りをするタイプで、正直にいうと訪問介護という仕事に転職しようと興味を持ったのも、関わる人が少なくて済むと思ったからです。
実際にヘルパーとして仕事をしている時は、直接的には利用者様やご家族様との関わりがメインでしたので、理想通りの転職になったと安心していました。

 しかし、マネージャーになってからは、利用者様とご家族様、相談支援専門員や各事業所の方々、自社のスタッフなど、様々な人たちと関わる機会が増えました。多くの人たちと関わるようになりましたが、初めの頃はヘルパー気質が抜けず、利用者様やご家族様の意見の尊重することに拘り、自分だったら出来るから他のスタッフにもしてもらおうという偏った考え方を強く持っていました。

 その考え方が私のマネジメントに表れることで、スッタフの体力面、精神面に負担を与え、疲弊させてしまうことになりました。彼らにストレスが溜まってくると、スタッフ間でのトラブルや、利用者様とスタッフの間での葛藤が増えていきました。私が利用者様やご家族様の意見を尊重するのみで、スタッフ達のケアが後回しになっていたことを強く反省しました。

 十人十色というように、スタッフ達の考え方や生活環境、介護の仕事についての捉え方も個々様々です。そのことを強く認識するようになり、後に私は利用者様やご家族様さまの意見だけでなく、スタッフの意見も聞くようになりました。

 そうすると次は、個々の意見を聞き、それぞれが納得をする着地点を見つける難しさを実感するという、新しい課題に直面することになりました。これを乗り越え、スッタフ達が安定して支援に入れ、利用者様は安心して在宅生活を続けることが出来る環境を創造し、これを維持するために何が必要かを常に決断することが、マネージャーを務める上で非常に重要な役割だと痛感しました。

 事業所のスタッフとは、時には衝突して不快な思いをさせてしまうこともあると思いますが、それでも常に連携を取り続けることを忘れず、当社のミッション並びにビジョンを共有し、チームとして共に成長出来るような人間関係を構築していくことが肝要であると感じています。

 私はまだまだ未熟なマネージャーですが、マネージャーとしてチームを引っ張り、支えていけるよう精進してまいります。



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