転職して半年の所感

転職して半年の所感

國分 政資




昨年の8月、新卒で入社して十数年勤務した会社を辞めて転職しました。
理由は、労務環境を改善する気が会社無かったからです。
毎月350時間勤務し、シフトの都合がつかない時は2ヶ月近く連勤し、アルバイトが体調不良になった時にはその分残業する様な仕事でした。残業時間も法律に触れない様にしか付けていませんでした。
辞める直前に部長にその事を言う機会があったのですがありました。
「環境が悪い奴はどこに移動しても労務環境が悪い。」
と言われました。確かにその理屈を通さなければ、会社の骨格が崩れてしまうので凄く納得しました。

大学では履歴書が汚れるからどんな会社でも3年は辞めない様にと、今思えば意味のわからない事をキャリアの授業で言われていました。
当時の僕はその教えを信じました。
入社した会社は、辞める直前の僕の様な働き方をしている上司ばかりでした。
だから、それがどこの会社も普通だと思い混んでいました。

入社して4年程経ちました。
結婚して子供が生まれ、自分の時間を作りたいと考える様になりました。
しかし、大問題がありました。転職に割く時間がどうしても捻出できません。
かと言って、無職になる勇気もありません。
深夜、帰宅途中で仮眠して、早朝家に帰りシャワーを浴びて朝食を食べ、出勤すると言う事が数ヶ月続いた時に、
「パパ行ってらっしゃい、また遊びに来てね。」
と、2歳の娘に言われた時は、大笑いしました。

それから数年、コロナか流行り絶好のチャンスが到来しました。
店の客数が落ちて、今までが嘘の様に時間を作る事が出来るようになりました。
また、リモート面接が流行りだし、無駄な移動時間に時間を割く必要もなくなりました。

転職して半年が経ち 、驚くほど自分の時間が取れる様になりました。
今まで介護と言う仕事に持っていた、キツイと言う偏見もなくなりました。
今後は仕事に必要な引き出しを増やしたいと考えています。




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