新生活について

吉見知浩




この度、重度訪問介護の利用者様と向き合い、初めてづくしの経験になるので 不安も多いですが、学ぶことばかりの良い機会だと思いました。介護自体は興味が少しありましたが、重度訪問という言葉自体ESLを知るまで聞く機会も無く知りませんでした。

新人研修で、ソーシャルビジネスという今まで大きく関わってこなかった言葉にも触れ、ESLのミッション、ビジョンをお聞きし、私もその一員になるのだと考えさせられました。
正直社会の事を考えてまで仕事をする、という事自体普通の生活をしているとそんな機会はほぼないと思います。

2日目にお話を聞きました吉次さんの言葉や考えを聞いていると、障害という言葉では表現されているが、これは一人の人間としての個性として認識して、価値観、考え方を少しでも理解していけたらと思いました。
そしてかなり驚いたのが、車椅子の種類そして機能によって様々あるのだと思った事と、電動車椅子の機能の進歩が驚くほど進んでいる事でした。

日本の障害者への理解度は海外の障害への理解度より低くまだまだ途中なのだという事も感じました。 車椅子を体の一部として考え認識する、メガネの様に生活に密接して使用するものと考えると納得と少し理解し易かったです。

今までの見方、考え方が大きく見直していかねばと感じました。
障害の種類もこれまで名前をぼんやり聞いた事だけで、ここまで身近に考えたりどういったものなのか知ることもなかったです。生まれつき障害を持っていた先天性の方、後天性で病気が発症した方の気持ちは特に受け入れ難いものであるという事。それぞれ障害の状況、家族や環境によって色々利用者様のケアも様々あるという事を考えなければならないと思いました。

そして訪問介護は利用者様の日常へ入っていくという状況である事を改めて言葉で聞くと、とても気が引き締まる思いです。日常に入るからには、信頼をしていただける様になるには時間がかかるという言葉も話を聞いていくなかで確かにと納得しました。
日常の生活に寄り添える支援をするには、利用者様の理解をする為にコミュニケーションを大事にしていく事が本当に大事な部分であると感じました。
全ての必要な人に必要なケアを出来る様に、というビジョン達成の為にチームでのケアという事を意識して更に重度訪問介護を意識していければと思います。
これからの生活で、この仕事に関わる事によって見えてこなかった、見てこなかった目線で考える機会も増えてくるのではないかなと感じ、新しい気持ちのスタートになる気がします。学び、考えを育てられる人になる切っ掛けとしてこれから成長していきたい所存です。


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