介護を始めて思うこと

今井道雄


はじめまして、2月入社の今井道雄と申します。

私はこれまで不動産業や結婚式場のweb広告、教育、障がい者の就労支援でいちごの生育に携わってきました。
多様な業界を転々としているのは、私なりに「一度きりの人生、一つの仕事だけの経験で終わらせるにはもったいない」と考え、興味のあるものは可能な限りチャレンジをしているためです。
これまでの経験を振り返ると「人に感謝される仕事であること」「業界ならではの専門知識を習得できること」「人と関わる仕事であること」が共通しており、今後もこの部分については変わることがないと思います。
介護業界もまさに共通するものであり、ご利用者様へ自身のこれまでの経験を活かしてサポートをしていければと思っています。

そもそも介護業界にチャレンジしようと思ったのは、前職で障がい者の方々と関わるようになったことが大きなきっかけとなりました。
前職では精神、発達障がいを持つ方の就職への支援をしていたのですが、働きたいという気持ちを持ちながらも日常生活のリズムが乱れて働けない方を多く見てきました。また就職までの期限がある中で精神面への負荷がかかりすぎて体調を崩してしまう方もいました。
そういった方々へより良い支援ができないかと考え、調べていくうちに生活支援や重度訪問介護の制度を知りました。
就職をして金銭的・社会的な自立を目指すことももちろん大切ですが、それ以上に障がいがあっても自立した生活を送れるようにサポートしていくという仕事に魅力を感じるようになり、挑戦を決意しました。

これまでの私の人生においては介護は縁遠い存在であり、介護難民問題などもニュースなどで耳にする程度のものでした。
そのため入社をしてから初めて、介護の現場に立ち会うこととなりました。
実践にあたって最初に感じたものは恐怖でした。他者の命を預かっているという責任は大変重く、背中から顔までびっしりと汗をかくほどでした。
更衣介助や体位交換でも力の入れ具合がわからない。こちらが上手く出来ないことでご利用者様の負担が増しているのではないか。入社してから2週間あまり経ってもなお、常に不安と戦いながら現場に立ち続けています。
介助動作は繰り返すことで良くなっていき、ご利用者様とも関係が構築できているため、このまま続けていけば不安は払拭されていくと思います。
それでも人の命を預かっていることを忘れず、安心安全にご利用者様が過ごせるよう、初心となるこの気持ちは忘れず、サービスの提供を続けていきたいと思います。

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