初めまして。
2022年4月入職の上西と申します。
私は病院勤務での介護士として12年間働いていました。
入職して数年経ち、療養病棟で働いているときに1人の患者さんと出会いました。
人工透析を受けていて失語症がある80代の女性です。
笑顔がとっても素敵な方で、リハビリの甲斐もあり、少しずつですが言葉が出てくるようになっていました。
排泄介助や入浴介助、食事介助で携わるたびにいつも必ず笑顔でありがとうと言ってくれ介助をしているこちらが嬉しい気持ちになりました。
その日の担当でなくても出勤したら顔を見に行き、挨拶をするようにしていました。
入院されてから半年くらい経ったとき透析中に体調が悪くなり亡くなってしまいました。
それから数日後ご家族が病院に挨拶にいらしたときにご家族から看護師に
「上西さんという方に渡してください」と渡されたものがあったようで看護師から数枚の小さな紙を受け取りました。
そこには
「○月○日 上西さん ありがとう」
「○月○日 上西さん いつもありがとう」
「上西さん ありがとう ありがとう」
と決して綺麗ではないけど、一生懸命書いてくれたのがすごく伝わる文字で数枚のメモに書かれていました。
私はそれを見て涙が出ました。
ご家族の方からも感謝のお言葉をいただきました。
一生忘れられない思い出です。
私の大切な宝物になっています。
介護の仕事は大変なこともたくさんあるけれど、直接こんなにお礼を言っていただく仕事は介護職以外にあまりなく、人の手を必要としている人の役に立て、やりがいがあり、とても素敵な仕事だと改めて実感することができました。
病院での介護もやりがいがたくさんあり、楽しく仕事が出来ましたが、多数の患者さんを少人数のスタッフで見なければならない環境だったりで業務に追われることも多く、一人一人に費やせる時間がどうしても限られていました。
そういった中、訪問介護では利用者様と一対一で向き合え、寄り添った介護が出来るのではないかと思い転職を決意しました。
訪問介護の中でも医療的ケアができるという重度障害訪問にすごく惹かれ、今回ユースタイルラボラトリーで入職させていただく運びとなりました。
ユースタイルラボラトリーではキャリアアップがとても充実していて頑張れば頑張った分評価してもらえる会社だと思います。
医療的ケアをできるということは人の命を預かるということなので利用者様の安全を第一に考え、常に利用者様とご家族の気持ちに寄り添える介護士を目指していきたいです。
障害がある方でも住み慣れた地域、ご自宅で安心して快適な生活ができるよう少しでもお力添えできれば嬉しいです。