2022年の振り返り・2023年の決意

今井 道雄


就労支援事業で農園の運営を担っていた私が、障害福祉においてもっと自分ができることはないか、と考え土屋に入社し重度訪問介護を始めたのが2月でした。介護未経験での入社だったため、最初は右も左もわからず嵐のように時が過ぎ去っていくのを感じていました。難しいな、大変だな、と感じることもありました。しかし、それ以上にご利用者様にとても良くしていただいたため、支援に行くのが楽しみだ、適切な支援を提供してより良い・楽しい1日を過ごして貰いたいという前向きなマインドを持って、支援に取り組むことができました。
ここが自分の思考を形成する原点となっており、現在でも大切にしているマインドです。

現在はサービスマネージャーに立場が変わったことにより直接支援に入る機会は減ってきて、管理業務を中心に担うようになっています。そのため視点が上がったことによって見える世界が大きく変わってきています。支援を必要としているが支援の手が届けられていない人がいる現実や、実態と制度との乖離が大きいことなど、重度訪問介護を取り巻く環境はまだまだ発展途上の段階にあるのだと強く認識する日々を送っています。

加えて介護難民、少子高齢化、働き方改革、増税など、様々な問題や社会の変化が現在から将来にかけて障害福祉の領域にも影響を与えていくと予想されます。
一方で、在宅介護の割合を増やしていく施策を打ち出すという加藤厚労大臣の発表もあり、重度訪問の需要が高くなっていく可能性も感じました。
課題が多く発展途上の段階である制度だからこそ、時流に乗り業界内外で強い存在感を示し、土屋の考える重度訪問介護の在り方をベーシックな考え方として世間に波及させていきたいと思います。

2023年は個人的に勝負の年だと思っています。多くの利用者様に支援の手を提供すること、多くのスタッフに来てもらい重度訪問介護に携わってもらうこと、しいては栃木県内において土屋の名を広く普及することを目標としていきたいと思います。

そのためにも広く業界内外にアンテナを張り、良い施策については介護福祉業界の慣習にないことでも積極的に取り入れ、良好な労働環境、業務効率化、未経験者への研修スキームの確立などに邁進していきたいと思っています。

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