新しい福祉の道

吉野 利江子


この3月に入社させていただきました。実は正社員は初めてであります。
正社員といえば、朝が早い、残業が多い、拘束時間が長い、休みが少ないなど、私にとっては、マイナス要素が多いと感じていました。正社員になるなら、無理せず働ける環境が良いと思い、今回、貴社で正社員になることが叶った次第です。

私は経験者なのですが、前職は認知症高齢者の方の介護でした。その社会福祉法人の方針に共感でき、1職員としてがんばってきました。何よりやりがいを感じました。
本当はだめだけど、利用者さんを愛称で呼んだりして、可愛いし、面白いし、一緒に過ごす時間が楽しいと思いました。もちろん楽しいばかりではなく、利用者さんの介護度も高くなってくるので、その分職員に負担がかかってきます。
人員が充足していれば、何も問題ないのですが、態勢が不十分だとギリギリの中での介助は、本当に大変です。いつも利用者さんに申し訳ないなと思ってました。
そんな状態が続いて、毎日、疲労困憊でした。ここで働くのは、嫌ではないけど、どうしたものかと考えるようになりました。

健診で再検査通知をもらい、心も身体も辛くて不安な日々が続いていました。
そろそろ辞め時なのかと思いましたが、その頃、福祉の資格が欲しくて夏頃からスクールに通いました。現場では教われない介護技術やシーツ交換など、目かウロコなことが多く、来て実感できました。

職員も利用者さんも好きで愛着や思い入れが強かったのですが、とうとう辞める時が来て、退職する運びとなりました。身体が辛いのからは、解放されるけど、もう皆に会えなくなるのが悲しくて、しばらく落ち込みました。

退職してから、1ヶ月して右肩が痛くて、いろんな方向に回すと痛いのが強くなって、整体で施術されたり、接骨院で診てもらうと腱鞘炎だそうです。比較的軽度でしたが、ハードな施設介護は難しいと思い、依然から関心のあった訪問介護をやってみたい。
今度は、実務者研修も取れるし、正社員で挑戦したいと思いました。

訪問介護は、1日何件も利用者さん宅へ回る必要があるので、クルマの免許がない私には、ハードルが高いなと悩んでいました。
ある求人サイトからオファーを受けていて、ずっと気になっていました。それがユースタイルラボラトリーです。これも何かの縁だと思い、今回入社を決めました。
研修では、屋外で車イスに乗ったり押したりで、なかなか楽しくて貴重な時間を共有できて良かったと思います。
障害者の講師の方と、話して接してみて「すごくいい」と感じました。障害の種類にもよるかと思いますが、可能性をたくさん秘めている方たちを支えていきたいと思います。

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