宝徳寺の「床もみじ」

菅野真由美

朝晩が冷え込み、遅れがちだった紅葉も各地で見頃をむかえてきました。

群馬県桐生市にある「宝徳寺」で素敵な紅葉が見れると聞き出掛けました。

宝徳寺は室町時代の宝徳年間に創建された禅寺です。

お寺はこじんまりとしていましたが、訪れて驚いたのはもみじの木の数。整然と手入れの行き届いた庭に綺麗に剪定をされた木々、山のもみじとはまた違った佇まいに癒されます。
夕方からはその木々がライトアップされて昼間とは雰囲気がガラリと変わり、春の夜桜に負けない凛とした魅力を感じました。

お寺の静寂さ、冷たい空気、輪郭のハッキリした月、そこにライトアップされた赤いもみじ。

現代の人工的な物の中で生活する私には神秘的で体が浄化される感覚になります。

そして17時からは予約制ですが、「床もみじ」を体験できます。
絵画のようなライトアップされたもみじが、磨かれて鏡のようになった床の板に映し出されます。二つのもみじが逆さまに映る姿は息をのむほど美しく、時が止まったかのようです。
今年間に合わない方は是非来年ご覧になってください。



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