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コロナウィルスへの不安~緊急事態宣言下の介助現場でヘルパーさんにお願いしていること~

コロナウィルスへの不安~緊急事態宣言下の介助現場でヘルパーさんにお願いしていること~

伊是名夏子



日本でも、コロナがどんどん広まってきて、不安が募ります。
私は肺が弱いし、15人のヘルパーさんやボランティアが出入りする我が家はクラスターになってしまうことだってあります。私も感染したくないけど、みんなにも元気でいてほしい。どうやったらいいんだろう。考えれば考えるほど、怖くなります。

だから医師に相談し、どんなことを気を付けたほうがいいのか、具体的に聞いてみました。しかし、聞いた後に撃沈です。細かすぎる!そんなには無理!!
できない、できないと散々パニックになった後、「できることからやってみようかな」と思ってきました。だって私もみんな元気でいたいのだから。リスクを減らせるならと思い、まずはできることを試してみることにしました。

まずはヘルパーさんが来たときに、やってもらうことを決めました。

☆玄関のタイルの上をレッドゾーンにする☆

基本、外から持ってきたものは、レッドゾーン以外には置かない。
持っていかない。
持っていくときは消毒する。

1、玄関に入る前に、外でコートを脱いで、はたく。(これはウイルスではなく、花粉などを落とすため)

  2、コートを玄関のドアにかける。

  3、玄関で服を脱いで、服をポリ袋、もしくは持参の袋に入れる。

  4、アルコールスプレーで手を除菌する。メガネも。

  5、新しい服をカバンから取り出し、着替えをする。

  6、かばん(荷物)を袋に入れ、玄関に置く。

  7、携帯など家の中に入れるものを、除菌スプレーで消毒。アルコールではなく、除菌スプレー
(水筒の表面などは手を洗う時の9番で、洗面台で洗うのでもいいです)

  8、マスクを玄関のゴミ箱に捨てる。

  9、洗面台で、手を二回洗い、うがい。顔も洗うとベター。

  10、新しいマスクに変える

  11、手袋をして、除菌スプレーで、玄関ドアノブ、鍵のロック、インターホン、全部の部屋のドアノブ、私がさわる低いS字フックのノブ、ドアの厚みの部分、窓のロックと縁、電気のスイッチ、洗濯機のスイッチ、水道の蛇口、トイレの水を流すレバー、冷蔵庫の取っ手、キッチンの引き出しの取っ手、炊飯器、ガスコンロのボタンを拭く。

12.手を洗う


以上です。この順序を書いた紙を家の玄関と洗面台に貼りました。


  

そして生活の中で、気を付けていきたいことはこちら。
・ヘルパーさんは体調が悪い時、ドタキャンでもいいので休んでもらう。

・外での移動は頭を帽子やフードで覆う

・着替えなどに時間がかかると思うので、気にせずにゆっくりで

・手洗いをこまめにする。よく乾かす。できる時は、ハンドクリームで保湿もするといい

・タオルは自分用を使い、うがいのコップは洗って使う

・目、鼻、口をさわらない。マスクやメガネ(伊達メガネやサングラス)は効果的。

・水をこまめに飲む

・換気をこまめにする

・トイレ使う前と、使った後に、便座にトイレのスプレーをかけ、ティッシュで拭く

・トイレを流す時、ふたを閉めてから水を流す

・夕食は時間をずらして、それぞれに食べる

・加熱したら菌は死ぬのでそこまで気にしなくていいが、サラダにする野菜などはよく洗う
(なるべく生野菜は食べない)

・食器の中身を入れる部分(お椀の内側など)は、お箸やスプーンは洗った後、なるべく手を付けない。コップの淵、口を付ける部分も同じく、なるべくさわらない。

・パンやおにぎりも、素手では食べず、お箸で食べる

・キッチンで料理をお皿にとりわけて、食べる分だけをテーブルに出す

・1日一回、レッドゾーンと、廊下などの床を、拭く

・外から持ってきた手紙の封筒、ポリ袋、商品の袋、食材などは、全部開けて、中身を詰め替えて、袋はレッドゾーンで捨てる。

・車椅子は家の中には入れず、玄関の外に置く。

・車椅子は洗えないので、外出する時、車椅子にタオルを敷いて、その上に座る。

・スーパーに行く回数もなるべく減らし、滞在も短時間にするため、行く前に買うものをリストアップ。1回あたりの買う量を増やして、行く回数を減らす。

・外から帰ってきたら、できるだけすぐにお風呂に入る

・脱いだ服はすぐに洗濯機に入れ、ふたを閉める

今、考えつくのはこれくらいです。
6歳と4歳の子どもがいるし、どこまでできるかはまったくわかりません。
でもとにかく怖い!って思うよりも、何が怖いのか、どうやったらの不安を減らせるのかを考えて、書いて、行動に移すことで、少しずつ不安が減ってきました。
実際やることはめんどくさいけれども。

我が家でやっていることは、他の人にもすべて当てはまるわけではないでしょう。
またデータなどもどんどん変わっていくので、今いいと思っていたことが、後にはマイナスのことだったと判明することもあるのでしょう。例えばコロナウイルスに罹患してない人がマスクを付けることが有効かどうかは、まだわかりませんよね。でも、今できること、いいと思ったことを一つ一つ重ねていくしかありません。この非常時を、どうか元気に乗り越えましょう。

子どもと一緒におはぎづくり。





【略歴】
著書「ママは身長100cm(ハフポストブックス)」。コラムニスト、1982年生。沖縄生まれ、沖縄育ち、神奈川県在住。東京新聞・中日新聞「障害者は四つ葉のクローバー」を連載中。 骨の弱い障害「骨形成不全症」で電動車いすを使用。身長100cm、体重20kgとコンパクト。右耳が聞こえない。6歳と4歳の子育てを、総勢15人のヘルパーやボランティアに支えながらこなす。 早稲田大学卒業、香川大学大学院修了。アメリカ、デンマークに留学。那覇市小学校英語指導員を経て結婚。 「助け合う」をテーマに16歳からの講演は100回以上。ファッションショーや舞台でも活躍中。 好きなことは、パンダ、体と環境にいいこと、性教育。