「去年の振り返りと今年の目標について」

高橋 亘



2020年は、群馬県前橋市に念願の新規事業所ができた事が私にとって1番のトピックでした。
ユースタイルに入社して半年、自身の居住地である群馬県に事業所を開設し重度訪問介護を広める協力をしたいという念願を叶えて頂くことが出来ました。
私は埼玉県熊谷市で大学卒業まで生活しておりました、今にして思えば群馬県の大学に入学したことが現在に至るターニングポイントだったのかもしれません。
私自身、管理者として赴任するチャンス頂けたことは驚きとともに上司への感謝しかありません。
昨年1月1日に開設し、1年が経った前橋事業所。
振り返ってみると、まだ1年しか経っていないと感じました。
恐らく今まで経験したことがない変化と濃い時間の中で必死に走り回っていたということなのかなと思います。
今年1年を振り返ったときに必ず話題に上がるのは新型コロナウィルスでしょう。ほとんど全てが新規の案件であり、相談員の方々が聞き慣れない重度訪問介護という長時間サービス、さらに登録ヘルパーの派遣という今までにない事業形態に対する抵抗感など、ただでさえ新規事業の立ち上げのような感覚で営業していた中でのパンデミックにより、一層サービス利用へのガードが硬くなったように感じます。
ただ、前橋スタッフの協力のおかげで目標に及ばないまでも少しずつ着実に成果を上げていく事は出来ました。

そこで、2020年を一言でまとめるのであれば私の中では「ニュースタンダード」でした。
もちろん、新型コロナにおけることもそうです。今までの仕組みをよりパーソナライズし、個々のニーズに応える流れがより加速し、小銭による感染を恐れる方々は年齢を問わず、電子マネー利用への移行がスムーズに進んでいるように感じます。
しかし、私がここでお話したいニュースタンダードは福祉サービスにおける重度訪問介護の優位性についてです。
営業をしている中で、より強く重度訪問介護の安全性をご説明できるようになりました。それは私自身が日々の振り返りで心から感じることができたからだと思います。
1日1件のサービスを提案することは、移動による人との接触を軽減させる。
例えば、居宅における訪問介護では1日5件程度、週に25件。重度訪問であれば1日1件、週に5件。単純に人との接触が20%まで軽減される。
これはコロナ渦における最大の強みなのではないかと思う。

今までフォーカスされてこなかった重度訪問がニュースタンダードと成り得る。そんな発見からさらに重度訪問の重要性を、前橋事業所開設による営業から学ぶことができた1年となった。

2021年となり、前橋事業所も2年目に突入する。
本年の目標は前年と変わらず「土屋訪問介護事業所前橋を多くの方に利用してもらい、群馬に住む方がより多くハッピーになる事」

ユースタイルはソーシャルビジネスという言葉をキーワードとして用いる。その中にマイクロクレジットというローンモデルがある。
難しいことはよくわからない。。。
だが、食に困っている人に魚の釣り方を教えるような、困っている人を幸せにするための仕組みであることはなんとなく理解している。
これで大切な事は貸す側は本当に困っている人を信用する事、借りる側は仕事による継続的収入を得る事。つまり、そこには信頼関係があるのだ。
重度訪問もこれに当てはめられると考えている。
提供する側は、相手を幸せな気持ちにしてあげる事。利用する側も、相手に幸せな気持ち、言い換えるならやりがいを提供する事でよい関係が構築され、双方が生活を守ることができる。
そんな社会になったら困っている人はいなくなるのかもしれない。そういう可能性を秘めた仕事にやりがいを私は感じる。

まとまらず、乱文となりましたが日々の変化に適応できる柔軟性を身に着けながら、ユースタイルの仲間や群馬の方々と社会にアプローチすることのできるこの仕事を拡大していけたら幸せです。

皆様、本年も是非宜しくお願い申し上げます。



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