新生活について

田邉美穂




 今まで言語聴士として訪問介護リハビリを行ってきた。
その中で、御利用者様とリハビリを行っているうちに、その方の悩みだったり、
生活での問題点が一部だけれど分ったりもした。
しかし、時間の制約だったり、リハビリの資格ではやってはいけないことへの要求があった。
私は話を聞いてあげたい、何とか力になってあげたいと思っていたけれど、出来ない部分への希望依頼が多かった。

     その中で、「重度訪問介護」という仕事を知った。 

 介護ならば、在宅生活の中で利用者様が望むような関わりが出来るのではないかと考えた。
もちろん介護職は、看護師のようなケアは出来ないけれど、私たちの介護職という存在がいることで、ご利用者様が希望される在宅での生活が出来る、安心して出来たと思っていただけるのならばいいのではないかと思った。

  その為、これから「新生活」を迎えるにあたって、まずは、自分自身のケア技術の向上。ご利用者様に安心して任せていただけるよう学んでいきたい。
そして、焦らず、急がず、ご利用者様の生活が少しでも安全に、リラックスして生活出来るように頑張っていきたい。
 コミュニケーションという面でも、相手がどう感じているのか?どう思っているのか? アンテナを立てて、ご利用者様と向き合っていくことを心掛けたい。そのためにも日々の生活の中でも 「感じる、考える」 ということをやっていきたい。

   又、6月に入社させていただき、物事をポジティブにとらえていくことが必要だと考えた。今後は、ネガティブに考えがちだった自分から日々の生活の中でポジティブな思考の練習していこうと思っている。
そして、自分自身のネガティブからポジティブ思考に変化することで、ご利用者様やスタッフの諸先輩方にもそして、周囲の方々の考えや物事のとらえ方を「聴く」ことに努めていきたいと考えている。
自分自身の意見だけでなく、周囲の人の意見を「聴く」ことで、一人では見えてこなかったことが理解できるようになり、「聴く」ことを心がけることで、狭い私の視野が少しずつ広がっていくのではないかと思う。そして、「聴く」ということでご利用者様の本当の希望がどこにあるのか探し出せる一つの手段ではないかと考える。そのためにもまずは一歩ずつ、焦らずに歩んでいきたいと思う。


訪問介護サービス
新規のご依頼はこちら

介護スタッフ
求人応募はこちら

コラム