教えてもらう事に貪欲に!

中埜紗菜


 まず私が土屋訪問介護で働こうと思った理由についてお話ししようかと思います。

 私は元々人に対して世話を焼きがちな所があり、前々から興味は持っていました。命に関わる仕事…とても重く、やってみたいものの私でも出来るかどうか不安が勝っていたのが理由で後一歩が踏み出せなかったのです。
 
 会社のホームページを見て『あぁ…未経験でも挑戦していいんだ!』と知り、また必要な人に必要な物をという考え方が私考えにもしっくりと来て挑戦しようという気持ちになり一歩踏み出してみました。
 実際に介護の現場で働いている先輩方のお話を聞いて、色んな場面を想像し、私ならどう対応できるだろうかとずっと考えておりました。
 
 研修を通して介護は介護でも重度訪問介護という職についての理解も深めることが出来ました。
 ご利用者さんはご利用者さんの考えを持ち、その考えを尊重し生きやすい環境を作る。文章にしてしまえば簡単にまとめられる言葉ですが、言葉以上の重みを聞いていて感じ、けれども素直に私もやりたいと考えがまとまりました。
 まだ不安な気持ちはありますが、先輩方から『始めた当時は不安だった。新しいご利用者さん宅に伺う際はいつもそんな気持ちだ』と聞いて、私だけではない、私でもそんな先輩方を目指せるのだと気持ちを強く持って挑戦していくつもりです。
 
 命に関わっていく、人生に関わっていく。不安で怖く、きっと初めはそう思って接して行くことが責任の重い重度訪問介護には必要な緊張なのではないかな…とも思いつつあります。
 
 できないことはできないと、教えてもらう事に貪欲に、頂いた知識や技術には『ありがとうございました』と感謝を誰にでも返して真摯に接していく。そういった仕事が出来ればいいと思いますし、今後の時間をかけてしていくつもりです。
 
 今後関わっていくご利用者さん達の命に、人生に関わっていくことで私も成長していけたらと思います。上手くいかない事だらけかもしれませんが、不安になったり疑問に思ったならばすぐに先輩方に相談しようと思える程、皆さんとても良くしてくださっています。
 
 自分の良さも持ちつつ先輩方やご利用者さんの良い所を頂いて、日々精進し、一刻も早く重度訪問介護という業界の一員になりたいと思います。
 
 相手も成長でき、自分も成長できる、そんな仕事を理想として『無謀な挑戦』で片付けるのではなく、『新たな試み』として、自分を律し沢山の人の手助けを目指し、この重度訪問介護という業界で頑張っていきます。

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