「私、介護の仕事をやりたい」

遠藤奈々恵




周囲に自分の思いを伝えたとき、家族や友達からは否定的な意見を多く受けた。
それも無理はないと思う。
介護と聞いて楽しそう、面白そう、やってみたいと思う人は100人中何人いるのだろうか。
反対に介護と聞いて大変そう、辛そう、自分にはできなさそうと思う人は言うまでもなく、多いだろう。
自分は20歳で介護業界に入ったが、同年代の人は介護というワードに対して消極的な意見を抱く人が多いと感じる。
例えば収入が不安定、体力・精神面の疲労、排泄介助への抵抗など理由は様々だ。
しかし介護業界は常に人手不足であるのだ。
高齢化社会、少子化問題、労働者減少などの原因から介護問題の深刻化は止まらない。
更には2025年、団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり日本は超高齢化社会になると言われている。これにより介護難民が増加することも見受けられる。
そしてなにより重要なのはこれらの介護問題は決して他人事ではないということだ。
高齢化が進む日本においては若者が介護に対する積極性を持ち、高齢者を支えていくということが特に重要だと考えられる。
自分は小さい頃からなにかと高齢者と関わる機会が多かった。地域のボランティアや介護施設での職業体験、身内の病気などにより介護や福祉について考えさせられる事が多い環境下で育ってきた。
それにより介護の仕事に就きたいという気持ちも自然と芽生えた。
しかし、高齢者と触れ合う機会が少なかったり、介護の仕事について知る機会が皆無であれば
介護という業界からは自然と遠ざかってしまうと思う。
例えば自分を育ててくれた両親や祖父母が介護を必要としたとき、介護に対して興味関心がなかったとすれば、介護に対して抵抗を持ってしまい家族が望む環境を提供する事も難しくなるだろう。
しかし僅かでも介護に対し理解や興味関心があればどうだろうか。
必要な人に必要なサービスを提供できる確率は上がると考えられるのだ。

ユースタイルラボラトリーのビジョンは
「全ての必要な人に必要なケアを」である。
このビジョンは介護業界において最大の目標であると思う。
これを叶える為には人員不足解消や介護難民の受け入れなどの問題も挙げられる。
ユースタイルラボラトリーでは、未経験者の資格取得応援、事業の拡大など介護問題の解決に常に取り組んでいる。
それができる会社は決して多くない。
高齢者が増加する日本では介護サービスの受給者も増加していく事が予測される。
そんな環境下でも私は
「全ての必要な人に必要なケアを」というビジョンを叶え届けられる未来を創りたい。
それが私の望む未来だから。
そしてそれを叶えるのは不可能ではない。
そう、ユースタイルラボラトリーがあるから。

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